赤葦先輩と英くんが喧嘩してる間に何とか抜け出そうと試みる。

赤｢そもそも！あなたさんと同じ学年とかずるいんだよ！クソガキが！！！！←｣

国｢そんな醜いこと言わないでくださいよ‪w｣

赤｢まぁ？俺ら梟谷なんで春高で会えたりするんですけどね。｣

国｢あなたのこととプラスバレーのことで煽らないでもらっても？？｣

あなた(うわぁ…私居なくなっても気付かないよね…？？)

どんどんヒートアップしていく口喧嘩がそろそろ怖くなりそろりそろりとその場から遠のく。

赤｢〜〜〜………！！！！｣

国｢〜〜〜〜〜……！！｣

あなた｢よかった〜！気付かれずにあの場から逃げられた！｣

ほっと息をつき、赤葦先輩達が追いかけてきてないかを確認する。

あなた(よかった、やっぱり居ないみたい！)

再度胸をなでおろしたのも束の間に、自分がマネージャーの部屋から真反対の位置に逃げてきたのを理解した。

あなた｢…もう、なんか……ここから1番近い学校の部屋で休めてもらおうかな…()｣

白鳥沢

と、乱雑に大きく書かれた紙が1枚ドアに貼ってあるのが目に入る。

あなた｢…………今日、とことんついてない日だｯ！！！｣

白鳥沢side

ｺﾝｺﾝｺﾝ  と小さくノックされ、部長兼エースである牛島若利が｢誰だ？｣と言葉を放った。

あなた｢あなたですｯ…美紗乃あなた……です…。｣

返ってきたのは弱々しいマネージャーの声だった。

五色side

五｢あなた？！？！｣

俺が勢い余ってドアを開ければちょこんと立っている我ら白鳥沢男バレの天使であるあなたが立っていた。

あなた｢つー！ちゃん…！！びっくりした…！！！｣

大きな目を零れそうなくらいに見開いてそう言うあなたはやっぱり可愛いという言葉でも表せないほどの天使ぶりだった。

あなた｢ほんとはマネさんたちの方に戻った方が良かったんだけど…赤葦先輩と英くん…あ、青葉城西の国見くんね。 が喧嘩してて…｣

おろおろと話すあなたが尚も可愛く見えて心が浄化されていくのが分かる。

白｢だからってなんでこっちに来たんだよ…道中に烏野とかあっただろ。｣

あなた｢それが、喧嘩が怖くて夢中で走ってたらここに着いちゃって…｣

白布さんの剣幕に俯き気味になるあなた。
ほんとは白布さんだって嬉しいくせに…ツンデレはめんどくさいな…←

牛｢あなた、あまり長居するなとは言わないが、早めに戻るのをオススメするぞ。
今から今日の反省と明日についてこ作戦を立てるからな。｣

牛島さんが静かにそう言うとあなたが｢なら私も…！｣と顔を上げた。

牛｢いや、大丈夫だぞ。
いつまでも美紗乃に頼ってたらこれからなるようにならない事が必ず出てくるからな…
折角の合宿だ、俺ら個人個人の分析能力も上げさせてくれ。｣

あなた｢そ…ですよね、すいません……｣

しゅんとしたようにあなたが廊下に戻ろうとしたその時。

川｢まぁまぁ…居てくれるだけならいいんじゃないですか？
口出ししないって約束とかして。｣

川西先輩が珍しく発言した。