あなた「すみません、鷲匠監督!外出してきます」
五色「俺も付き添いで行かせてもらいます!」
鷲匠「……30分で帰ってこいよ」
あなた「ありがとうございます!」
白福「私も行ってきまーす」
監督が集まっているところにすたすたと歩いて外出許可を貰い、合宿所を後にする。
あなた「1番近くのコンビニってどこですかね?」
五色「ちょっと待ってね、調べる。」
あなた「ありがと!」
携帯を取りだし地図アプリを立ち上げて「コンビニ」と検索をかけるつーちゃんを横目で見る。
五色「ここかな?」
あなた「歩いて10分か」
白福「30分で帰ってこいって言われてたし、急がなきゃね〜」
そうなんですよね、私たち何かと時間ないんですよね。
急かされるがままになれない地形を地図アプリ頼りで進んでいき、10分というのが嘘みたいに長く感じた。
あなた「ついた、、」
白福「さ、あなたちゃん!パンコーナーに行こうね!!」
にこにことして私の腕にしがみついてきた雪絵さん。
払うこともせず「わ〜、柔らかいおむねだ、、」なんて不純すぎることを思いながらもパンコーナーにやってきた。
五色「あなたはどれ食べたい?」
白福「え、待ってずるい」
あなた「あ、そ、そうですよね……つーちゃん私やっぱり今度で、」
白福「私だってあなたちゃんに奢りたいもん!!!!!!」
あなた「え?」
予想していない回答が来て、素っ頓狂な声が出る。
あなた「え、いやいや、だって雪絵さんには私が奢るって、、」
白福「それはそれ!!!私はあなたちゃんに!!奢りたいの!!!めちゃくちゃ簡単に言うとあなたちゃんから貰ったものが食べたいから奢られるって形になったけど基本後輩に奢らせる趣味ないから!」
饒舌になる雪絵さんの話を聞き頭にハテナを浮かべながらとりあえず頷いた。
あなた「えっと、でも私つーちゃんが奢ってくれるらしいので、、」
白福「ダメだよ!ほら、あなたちゃんは何食べたい?メロンパンじゃなくてもいいよ!!飲み物でも!!お菓子でも!!!!」
あまりの圧に押されおろおろしながらまともに商品棚を見ずに適当なものを取る。
白福「ほほー。エクレアとか最高に可愛いあなたちゃんって感じでいいね!可愛い!!可愛いよ!!!」
あなた「はひ、、」
可愛いという言葉を連呼されゲシュタルト崩壊を起こしながら涙目で頷いた。
及川「ずるい!!!ズルすぎる!!!」
国見「及川さん気持ち悪いっすよ。」
及川「き、気持ち悪いとか……国見ちゃん先輩に遠慮なくなったね??」
国見「及川さんにだけです。それより''俺の''天使に近づかないでください。」
物陰からひっそりと青城バレー部2人組。
及川さんと国見くんはあなたちゃんに何かを買い与えたくてうずうず。
あなた(見えてるんだよなぁ...)
そしてバレてます。
あなた「すみません、2人とも。ちょっと私先に外でますね!」
何をしに来たのかよく分からないのでお話を聞こうと2人に断りを入れてコンビニの外へと足を運んだ。
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新作!
まだ溺愛要素すくないけどこれから増えるし面白くなる!はず!!!!
見てね!!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!