第42話

🐥Big Hit練習生(5)
1,452
2021/11/22 15:10
僕たちはいつものように練習が終わって、みんなであなたが作ってくれた夕飯を囲む。

そんな時、大体は今日のレッスンの話だったり、僕たちの学校の話だったりが話題に上がる。
テヒョン
今日は3人でご飯食べたんですよ
ナムジュン
へぇ、珍しいね
テヒョン
あなたが◯◯事務所の男に絡まれてて
ユンギ
最近デビューしたところ?
テヒョン
そうですそうです。
めちゃくちゃ失礼なやつでした
ソクジン
男に絡まれたですって?!
そんな危ない学校行かせられないわ!
ジンヒョンが韓ドラによく出てくる大袈裟なオンマの真似をして言った。

ツボ浅ホソギヒョンがそれに爆笑している。
ナムジュン
でもほんと、変な奴には気をつけて
あなた
はい、気をつけます
ユンギ
Big Hitはまだ無名だからそれだけで有名事務所のヤツにバカにされたりするんだよ。何言われても気にすんなよ。
ジミン
あなためちゃくちゃ言い返してました
テヒョン
かっこよかった
あなた
えっ
ジミン
事務所と僕をバカにされた時
テヒョン
うちの事務所の何を知ってるんですか?
ジミンの何を知ってるんですか?って
あなた
ちょ
ジミン
怒ってくれたんだよねぇ
僕感動しちゃった
あなた
ハジマーーーーー!!!
(やめて)
あなたが真っ赤な顔で隣に座る僕の腕を掴んだ。

僕が笑うとあなたが僕の腕をパシリと叩く。
ソクジン
ジミナもようやくあなたと打ち解けたね。
あとは来週帰ってくるウリマンネだな〜
ナムジュン
ジョングガは人見知りだからな…
ホソク
でもアメリカに留学してちょっとは克服してるんじゃない?
ユンギ
だといいけど
そんなことを話しながらみんなで食卓を囲む。

いつのまにかあなたも自然と会話に入るようになって、僕たちが宿舎生活を始めた頃から一緒にいるような感覚だ。



…確かに問題はジョングクだ。

僕たちとですら慣れるまでにかなりの時間がかかった。



来週帰ってくるジョングクの反応を考えてみる。

おそらくあなたを認識した瞬間、警戒中のうさぎみたいに固まって話さなくなるだろう。

そして、ヒョンの後ろに隠れて出てこなくなるだろうな。
かわいいウリマンネの帰国に想像が膨らむ。

早く帰ってこないかな〜。

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