第4話

口紅のシルシ。2【テオsaid】
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2018/03/04 07:50
テオ
ほれっ!
鏡をじんたんに渡す。
じん
うわっ、ほんとだ
テオ
次は首につけてやんよ
じん
え、ちょ、
俺はじんたんの首につける。
みや
ははっ!またキスマドッキリやんのかよww
じん
ち、ちげーよ!
テオ
…っ、よし!
じん
あぁ、またキスマついちゃったよー
テオ
これでじんたんは俺のもんだな!
俺はさりげなく自分の想いを伝えた。
でもじんたんは。
じん
ホモじゃないからww
やっぱり…そうだよな……
じんたんは女の子が好きだもんな…。


自分で言っといて聞きたくない反応をされた。
じん
んじゃ次、俺かぁ
みや
お、おう
じんたんはみやの頬に優しく唇をつけた。
じん
んんっ…
みや
あぁ、またホモって疑惑でそう。
みやはじんたんに付けられながら言う。

俺はその後継を見て心が痛んだ。
自分が持ってきた企画なのに一人で落ち込む。
じん
っ…よし、できた
みや
おぉっ、どれどれ
みやは鏡を見る。
頬はじんたんのキスマークがついていた。
みや
おぉ…
じんたんにつけられたキスマーク。
キスは愛情表現ってよく聞くけどこれは単なる企画。だからじんたんはみやに愛情表現なんてない…よな。
そう信じよう。
みや
次、俺!
テオ
あ、お、おう
ほんとはじんたんにつけられたかった。

でも順番通りにやらないとダメ。
落ち込みながらもこの企画を俺は進める。
みや
……んっぱっ
みやは俺の頬から口を離す。

みやは笑いながら俺の顔を見て笑う。
みや
あっははは!!
テオ
笑うなよぉww
俺は作り笑顔でみやに言う。

じんたんだったら作り笑顔じゃなくホンモノの笑顔だったのかな…。

なんて、またじんたんがいいなと考える。








そして企画が終わり、動画を止める。
みや
あ、わりぃ、コンビニ行ってくる
テオ
あ、りょーかい
じん
はいよー
みやは外へ出かけた。

そして二人きりの空間になった。
テオ
なぁじんたん
じん
ん?
テオ
好き
じん
んだよwまぁありがとww
テオ
…違う。俺の好きはそっちの好きじゃない。
じん
え…?
俺はじんたんを押し倒した。
じん
て、テオくん…?
テオ
俺の好きはこっちの好きなんだ、
テオ
ごめん。あの口紅の企画もじんたんにただキスがしたかっただけ。
俺は全てを打ち明かす。
もうどうにでもなれ。
じん
そ、うだったんだ…。
じん
…俺も実はテオくんのこと好き。
じん
結構前から。
テオ
…っ?
テオ
ほ、ほんと…?
じん
うん、本当。
じんたんは笑顔で俺に言う。

まさか両想いだったなんてね、
テオ
じゃあさ…こんなことしてもいいよな、
俺はじんたんの服の中に手を入れる。
じん
…うん。来て。







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この後のことは皆様のご想像にお任せします☆

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