#じんside
#片思い
#バドエン?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
突然こんな話をするのはあれだけど、
俺はテオくんが好き。
結成日からずっとね、
約2年ぐらい、テオくんに片思いしてる。
どこに惚れたかはテオファミならわかると思う。
じんクラはわからないかな?
笑顔が素敵で、
いつも優しくて、
時に厳しくて。
俺の理想にすごく近いようで、
いや、テオくんは俺の理想図のような存在。
そんな俺の片思いの相手。
テオくんには、
ちょっとだけ、友情よりの愛情のような関係の、
女性がいる。
テオくんはよくその女性の話をする。
企画中でもたまに言っている。
もしかして好きなのかな?
なんて思いながらその子の話を聞く。
あの子と付き合ってるのかな?
もしかして片思いなのかな?
どっちだろうと、俺の恋は叶いはしない。
そんな俺のライバルの人は、
呼び捨てだった。
言う台詞はもう決まっているのに
喉にその台詞、言葉が詰まってはっきり言えない。
テオくんはキョトンとした顔になった。
どうか好きなんて言わないで。
その願いが俺の心に染まる。
フワッとした笑顔。
少し照れくさそうな表情。
こんな顔なんて見たくなかった。
涙がホロリと垂れた。
それをテオくんは見ていた。
隠さなきゃ。この気持ち、バレちゃダメなんだ。
動揺を隠せない俺は言葉の数が増えても
今伝えたい嘘をついた状況をうまく言えなかった。
聞きたくない。聞こえて欲しくなかった
声が俺の耳を通る。
俺の気持ちは『嫌だ。やめて。』
そんな声が身体中に行き届く。
笑いながら言うテオくんの今の表情は
俺が恋した笑顔じゃない。
こんな笑顔…好きじゃないよ…
駆け足で階段を降りる。
ドアを開けて、外に出る音が耳に響いた。
自分の体はだんだんと力が抜けて、
俺は、死んだように床に倒れ
その場で声を殺して泣いていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!