第26話

キミの答え。【じんside】
1,346
2018/08/31 13:39
#じんside
#片思い

#バドエン?









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じん
ねぇ、テオくん
テオ
んー?
突然こんな話をするのはあれだけど、
俺はテオくんが好き。

結成日からずっとね、
約2年ぐらい、テオくんに片思いしてる。

どこに惚れたかはテオファミならわかると思う。
じんクラはわからないかな?

笑顔が素敵で、
いつも優しくて、
時に厳しくて。

俺の理想にすごく近いようで、

いや、テオくんは俺の理想図のような存在。

そんな俺の片思いの相手。
テオくんには、
ちょっとだけ、友情よりの愛情のような関係の、

女性がいる。


テオくんはよくその女性の話をする。
企画中でもたまに言っている。

もしかして好きなのかな?
なんて思いながらその子の話を聞く。

あの子と付き合ってるのかな?
もしかして片思いなのかな?

どっちだろうと、俺の恋は叶いはしない。


そんな俺のライバルの人は、
じん
かすちゃん…
テオ
んぁ?かす?
じん
…っ、
呼び捨てだった。
言う台詞はもう決まっているのに

喉にその台詞、言葉が詰まってはっきり言えない。
じん
…あのっ、かすちゃんのこと好き?
テオ
え?
テオくんはキョトンとした顔になった。

どうか好きなんて言わないで。

その願いが俺の心に染まる。
テオ
…んー、
テオ
好き…かな
フワッとした笑顔。
少し照れくさそうな表情。

こんな顔なんて見たくなかった。
じん
あ、あぁっ…
テオ
じんたん?
じん
…それって友情で?愛情で?
テオ
…どうしたの?じんたん
テオ
なんか、泣いてるけど。
じん
え、
涙がホロリと垂れた。

それをテオくんは見ていた。


隠さなきゃ。この気持ち、バレちゃダメなんだ。
じん
ち、違うよ…
じん
さっきの、好きって言葉に驚いて、目を閉じるの忘れちゃって
動揺を隠せない俺は言葉の数が増えても
今伝えたい嘘をついた状況をうまく言えなかった。
テオ
そ、そっか
テオ
んー、かすのことは
テオ
恋愛で…好き、
テオ
なのかな、ははっ
じん
……ぁっ、
聞きたくない。聞こえて欲しくなかった
声が俺の耳を通る。

俺の気持ちは『嫌だ。やめて。』
そんな声が身体中に行き届く。

テオ
初めてかも、かすに対しての気持ちを言ったのは
笑いながら言うテオくんの今の表情は
俺が恋した笑顔じゃない。

こんな笑顔…好きじゃないよ…
じん
…そ、っか
テオ
あ、そういえば今日の夜、
VAZのメンバーで焼肉するんだった
テオ
あ、やべ、こんな時間
テオ
じんたんちょっと行っくるわ!
駆け足で階段を降りる。
ドアを開けて、外に出る音が耳に響いた。
じん
……
じん
…ぅ、うぅっ…
自分の体はだんだんと力が抜けて、






















俺は、死んだように床に倒れ




























その場で声を殺して泣いていた。

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