#多分付き合ってる
#多分テオじん
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はっきりしなくてスィスェん。
※人によっては悲しい話。
※人によっては感動話。
1回読み終えて、もう一度読めば
また一味違った話になるかも…??
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テオくんはYouTube活動をやめた。
理由は急にテオくんが
なんて言い出した。
でも俺はまだテオくんとYouTubeを続けたかった。
テオくんは俺の言葉を遮った。
俺の意見なんて聞かずにスカイハウスを
去っていった。
1人取り残された俺。
俺はスカイハウスで泣き崩れた。
何粒も何粒も涙を流し、目が腫れて。
するとドアが空いた。
そしてテオくんの姿があった。
テオくんはそう告げて忘れ物を取った。
でも俺のことなんて気にしてなかった。
俺は言葉が突っかかる。
テオくんの名前を呼びたいのに、
喉のどこかで言葉が出なくなる。
テオくんは急に泣き出した。
さっきの俺みたいに
いっぱい目から涙が出る。
何回も何回も頬をつたり、顎に流れ
床にポツリと落ちるしずく。
なんで俺とまたYouTube撮りたいなんて言うの?
だったらなんでやめるの?
ねぇ、テオくんどうしたの?
テオくんは俺に会いたいだとか、
不思議な言葉を何度も言った。
俺はなんのことだかさっぱりわからなかった。
え?死んだ…?
俺は今ここに…テオくんの目の前に…
…テオくん?
交通…事故…?
……あっ、
俺、テオくんが引かれそうになって
俺がテオくんを守るために
自らからトラックに引かれたんだっけ…
そうだ…ったんだ…
俺、死んじゃったんだ。
だからテオくんは俺の話を無視したんだね…。
聞こえなかったんだ…。
俺の姿も見えなかったんだ…。
届くはずのない言葉。
それでもテオくんへ返答する。
『大好きだったよ…テオくん。』
Part1__END.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。