「いいじゃん」
ゆ「ふざけんな1番無理」
「今までもたまーに俺の家泊まってたよ?」
う「それはあなたが疲れて寝ちゃった時だ
け〜泊まるというより寝落ち〜」
チッ。
せっかくあなたと2人暮らしできると思ったのに。
『やまと~おかわりほしいぃ』
「よし待ってろ!」
ひ「やっぱバカだ」
「はいっ!牛乳多め!大きくなりなさい!」
『ありがとう!』
早く自分も話に入らなければ!と思ったのかもぐもぐと必死に食べるあなた。
可愛いなぁ…
ずっと見てたい…
写メ撮ってもいいかな…
ゆ「やまと、顔」
あ「すごいww目がハートとはこの事ww」
「さて、まぁそういう訳であなたは俺の
家に住むってことで!解散!」
ひ「できるかバカ!」
「やっぱダメぇ?」
『食べた!ご馳走様でした!』
てててと寄ってくるあなた。
「あなたも別に俺の家でいいでしょ?」
ゆ「なんでお前ん家なの?なら俺ん家でもい
いじゃん」
ひ「うん、同じ一人暮らしでもやまととゆう
たならゆうたの方が色々良いわ」
「色々って!!!何!!!」
う「俺ら除外されてる感じスカ?」
あ「ゆうたなら安心だけどね」
『え、ゆたのとこ行ってもいいの?』
ゆ「いいよー、おいで』
『ほんと!?』
まずい!
まずい!!
まずい!!!
「なんで!駄目!無理!あなたと2人で
暮らしたい!」
う「フゥー!完全に私利私欲の塊ィ〜!」
「それはゆうただってそうでしょ!?」
ゆ「一緒にすんな」
あ「まぁ俺が女の子でもゆうたの家行くかな
ぁ〜!」
ひ「お前と違って、ゆうたはその辺の線引き
ちゃんとできると思うし」
『ゆたのお家住む~!!』
ゆ「という訳ですわリーダー」
「無理ィイイ!!!!」
なんだよこの展開は!!!
さっきまでは俺ん家って流れだったじゃん!!!
絶対絶対絶対ゆうたのとこには行かせないからな!!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。