第3話

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2021/09/19 16:34
ふんわり優しい匂いの中、ぐっすりと眠っていた。


そこに大音量の目覚ましがやってきて……



や「あなた!おーきーてー!」


ひ「ちょ、ゆうたお前そこ代われよ!」


あ「抜けがけじゃーん!」


う「うわぁ〜いいなぁ〜」


…私の幸せな睡眠はもう終わっちゃったのね…。

ゆたの肩で寝ていたはずが、膝に移動してたみたい


『ゆたごめん寝ちゃってた』


ゆ「すげー幸せそうな顔してたよ」


『幸せだったもん…よいしょっ、』


や「あなたちゃあ〜ん編集してたの?偉い
ね〜~」


猫なで声を出しながらほっぺをすりすりしてくる。

ゆたと違って少し香水くさい…


あ「あなた露骨に嫌な顔してるww」


や「いやいや、これ照れ隠しだから。ね?」


ゆ「ね?じゃねーよww」


『撮影の準備してくるー…』


や「偉い!偉すぎる!100点!!」


キャーキャー言ってるやまとから離れ、
カメラのセットやテーブルにある物を片付ける。


ぼ「あなた俺よりマネージャーしてるね」


『マネージャーというより雑用?』


ぼ「雑用っていうよりやまと達の私欲に使わ
れてるような」


『あー…確かにそうかも』


まぁ、それでもありがたいんだけどね。

同窓会で皆に会って、

遅刻のしすぎで仕事クビになったって話をやまとにしたら

俺らのマネージャーしてよ!って声かけてくれたっけ…



やまとの大声で始まる撮影をカメラ外で見つめる。


皆いつも楽しそうにしてるから

見てるだけで幸せになってくる。

じっと見てるとひゅがと目が合った。


『……。』


ニコッと白い歯を見せて笑うひゅが。

可愛いよ、可愛いんだけど

あなた今撮影中でしょ…ww

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