第52話

雨露霜雪
995
2022/02/06 02:18
伏黒side
虎杖悠仁
虎杖悠仁
_________でさ〜‥って、伏黒聞いてる?
_伏黒 恵@フシグロ メグミ_
伏黒 恵フシグロ メグミ
え、あ、わりぃ。
三日前、あなたが目を覚ました。
でも、最近、どうしようもなくあなたの事が心配になる。
アイツが起きてくれて安心したのに、なにかが胸の奥で引っかかる。
少し‥いや、結構嫌な感じだ。
それに、心なしか虎杖や釘崎にも元気がないように見える。
笑ってないとか、そういうあからさまなものじゃなくて、理由を聞かれても確実に話せないくらい。
‥でも、やっぱり落ち込んでるような雰囲気を纏っている気がする。
釘崎野薔薇
釘崎野薔薇
なんか言いたい事あんなら言いなさいよ、キモいわ。
釘崎は、いつもより淡々とした口調でそう言った。
悩んでいても、いつかは向き合わなければならないこと。
俺は、意を決して二人の目を見つめ、言葉を放つ。
_伏黒 恵@フシグロ メグミ_
伏黒 恵フシグロ メグミ
‥あなたのこと、お前らなんか知ってるか?
釘崎野薔薇
釘崎野薔薇
‥‥
虎杖悠仁
虎杖悠仁
‥‥、
ダメ元でこう言った。
そう、ダメ元で言ったはずなのに、こいつらは固まってなにも喋らない。
まるで、俺の言葉を肯定するように、顔を歪めた。
ああ、そんな気はしていた。
心の中で、俺に何か隠してるんだろう、と。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
‥あなたは、伏黒のこと覚えてない。
釘崎野薔薇
釘崎野薔薇
ちょ!虎杖!
虎杖悠仁
虎杖悠仁
釘崎だって!黙ってらんないこと知ってるんだろ?!
釘崎野薔薇
釘崎野薔薇
ッ‥
_伏黒 恵@フシグロ メグミ_
伏黒 恵フシグロ メグミ
‥‥
あなたが俺を、覚えていない。
思ったよりもストン、と心に落ちた。
確かに、それなら全ての辻褄が合う。
コイツらが俺に挙動不審になるのも、
「あの‥‥、だr‥____」
あの時、あなたが言おうとした言葉も、











全てがパズルのようにハマって、その出来上がったパズルが、俺を嘲笑うように現実を物語る。












                                〈 next.♡×15 〉




作者・主
作者・主
こんにちは、主のマカロンです!
作者・主
作者・主
いやー‥最近、コロナウイルス拡大してきましたね‥、
作者・主
作者・主
みなさんの地域はどうでしょうか?

アンケート

みなさんの地域での感染拡大
まぁまぁかな。
33%
今のところ大丈夫!
29%
ちょっとヤバイかも。
38%
投票数: 369票
作者・主
作者・主
ちなみに、私の地域はまぁまぁですかね‥。
作者・主
作者・主
みなさんもお気をつけてお過ごし下さい♪
作者・主
作者・主
主のマカロンでした!

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