ーあなたちゃんsideー
私のやるべき事……
いざとなったら緊張するなぁ……
どうしよう。。。。
大丈夫……
ころんくんなら、きっと真剣に話を聞いてくれる……。大丈夫……。
トコトコ(((((*´・ω・)
スッ……(席に座る)
キーンコーンカーンコーン
ーころんくんsideー
今日、あなたちゃんの様子がおかしい…
何かあったのかな……
ずっと避けられてる……
話しかけても無視される……
僕…なにかしちゃったのかな…
だとしたら…謝りたい……
でも、口も聞いてくれない今、
どうやって話をすればいいだろう……
あ!そうだ!
既読早w
あ、そうだった( '-' )
ふぅ……
こういう所は真剣に向き合ってくれて
優しいんだよな……
『こういう所は』ね?( '-' )
ツンツン
(*´-ω・)ン?
ってあなたちゃん?!
ん?
紙…
なにか書いてある…
【ころんくん。
どうしても話したいことがあるの。
家に帰ってからでいいから、少しいいかな。】
!!
すごいタイミング…
返事返事……
僕は『いいよ』とだけ書いた紙切れを
隣にいるあなたちゃんに渡した。
どっと飛ばして放課後((
キーンコーンカーンコーン
ーあなたちゃんsideー
家
シーン…
【あなた、ごめんね、
お母さん急なお仕事ができちゃって、
今日は家に帰れそうにないの(汗)
あなたのことだから大丈夫だと思うけど、
今日だけよろしくね!
ご飯も適当に作って食べて!】
ピーンポーン
ガチャ
やばい……泣きそう……
あんなに酷いことをしたのに……。。。
トコトコ(((((*´・ω・)
っ……
あぁ…久しぶりに喋ったな……(´;ω;`)
ころんくんだ……ころんくんだ…(´;ω;`)
そう言ってころんくんは
優しく背中を叩いてくれた。
私は……私もころんくんを信じて
今まであったことを全部話した。
ギュッ
〜すとぷりでのL○NE〜
ー数分後ー
(ころんくん、みんなのこと迎えに行きました)
ガチャ
ガチャ
ガクガク…
ど、どうしよう……
緊張かなぁ…すごく震えてる……
机を囲んでみんなで座った。
沈黙した空気で…怖い…
みかのことを言って、どうなっちゃうんだろ…
無視しようとしてたなんて言ったら……嫌われちゃうかもしれない…
もう喋ってくれないかもしれない……
怖い……
怖い……。
手……
ころんくん……
私はころんくんに話したように
一つ一つみんなに説明した。
似てる…ころんくんに……
みんな優しい……
真剣に話を聞いてくれて…
真っ先に責めず、ゆっくり話を聞いてくれた。
最後まで……。
暖かい目で……。。。
バタンッ
タッタッタッタッ……
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!