テクテク(・ω・o*)-8。。。
主)いやいやころんくんそこじゃないでしょ(殴)
そうして私はモブ1さんについて行った。
話したこともないし、なんの接点もないよ……
名前知ってるのも同じクラスだから
自己紹介の時に知ったくらいだし……
なんの用だろう。
そんな気持ちになりながらついて行った先は
私たちのクラスから結構離れている
物置部屋のような所だった。
その部屋で彼女は足を止めた。
私の言葉を遮って、彼女は少し怒り口調で
私に話し出した。
彼女に言われたこの一言。
私はどういう意味がよくわからず聞き返す。
私には訳が分からなかった……
と、言いたいところだが、何となく分かったような気がした。
ほらね。やっぱり。
え?すとぷりって何って?
そういえば言ってなかったね。(←ごめんなさい主のミスです。)
すとぷりって言うのは、このいちご学園のトップと言われている人達。
学校とかのトップって聞くと、校長先生などを思いつくだろう。でも、
すとぷりは先生とかそういうトップなんじゃなくて、運動神経抜群、成績優秀、とってもイケメン、先生にもすごく頼られていて、認められてて、男女ともに学年関係なく愛されている6人の男子のこと。
『すとぷり』と略されているが、
【いちご学園の王子】と呼ばれていることから
『すとろべりーぷりんす』というのが正式名称だ。
そう。ここまで言って気づいた人も多いと思う……
その『すとぷり』とは、今日私がお昼ご飯を一緒に食べたあの6人のことなのです……
彼女の怒り狂った表情と声に驚いて私の体はピクリと反応してしまった。
なんて理不尽な理由なんだ……(;-ω-)ウーン
彼女は私の方へゆっくり歩いてきて
私の耳元へ小さくそう囁いた。
私は言い返したかった。
でも、どこか怖くて、逆らえなくて……
何も出来なかった……。
.
私はみんなと話せない辛さ、
言い返せなかった自分の未熟さ、
次すとぷりと話したら自分はどうなってしまうんだろうと言う恐怖。
そして、"また昔のように……あの時のようになるんじゃないか"と言う思いで…どうしようも出来ず、その場に座り込んだ……。
教室に戻っても、モブ1さんは同じクラスだからころんくんとは話せない……
こんなに教室に戻る足取りが重くなったのは初めてだ。
ガラガラガラ……(←教室のドアを開ける音)
私は俯きながら静かに自分の席へと戻った。
私は黙々と次の授業の準備をし、
ころんくんに悲しい思いをさせたくない為
その場から立ち去ろうとした。
私は走って逃げだした。
主)ごめんなさいぶりっ子キャラが分からん
(´;ω;`)
、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。