第2話

幼なじみは高橋くん
1,830
2020/07/30 10:12
side高橋



「なにしとん」
『見たらわからん?居残り。』
「あなたあほやもんな」
『恭平に言われたら泣く』


こんな会話、もう何年目やろう。
本当は好きって言い合ったり、ちゅうしたり
イチャイチャしたいのに幼なじみの壁は高い。



『な、恭平?』
「んー?」
『なんで帰らんの?』
「…何時まで残っとんの?」
『質問で返すなよ、、6時くらいかな、』
「ふーん」


あ、私の質問には答えてくれないんだ!!()
いいよもう。
『いや、帰らへんの?笑』
「待っといたるわ。俺優し~」



どういう風の吹き回し、??
いや嬉しいけど、嬉しいけど!



窓の外が暗くなってきた時恭平が口を開いた。
「なあ」
『んー?』
「ちゅうする?」
『…は!?!??』
さっき恭平に奢ってもらったジュースを吹き出しそうやった。
『だ、第一カップルでもないやん!私達!』
あ、今自分で言って傷ついた。



「俺はしたいって思うで?」
『どういう…、』
「好きってこと、」





持っていたプリントを落としたのは
午後6時、幼なじみ突然キスされたから。











心なしか恭平の顔が赤く見えたのは
恭平にも教えてやらない。

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