第26話

ぬいぐるみと風雅くん.
1,639
2020/10/26 08:10
あなたside



「な~ぁ、!」
『ひゃ、っ』
『何、、んっ、』
料理中の私へのアピールは時々行われる
いつもこういう時だけ構うんやから、、
『危ない!これ包丁!!!』
「ちっ、」
『舌打ちしない!笑』
『向こう行ってて!』
「いや。」

いやって、、これじゃ料理できひんけど!?
「相手おらんし」
『この前のぬいぐるみがあるやん』
不機嫌な顔で全く納得の行かないご様子。
そんな風雅にクスッと笑う、、のをこらえる。

……何されるかわかんないし、、笑
「あんなん相手にならへんわ、、ほんま、っ」
ボソボソ言いながらやっとあっちいってくれたけど
次はぬいぐるみと喋ってるし、かわいいなぁ、もう。




数十分。
いつもなら遅いって戻ってくる風雅がこない。
そんなにぬいぐるみにハマっちゃってる、、とか?
いや、それはそれで、なんかなぁ、?
ああ、今風雅の気持ちがちょっぴりわかった気がした。
料理を中断してリビングへ行ってみる。
いざとなったらトイレとか言って誤魔化せばいいし、、うん。
ソファに行ったのにいないから次は寝室?
プチかくれんぼみたいなんですけど。笑
そう思ってたらグイッと腕を引っ張られてベッドへ落ちる。

「やーっぱ来た笑」
『は、っえ、!?』
「押してダメなら引いてみろ、って言うやん?」
『……ば、かじゃないの、、』

まんまと引っかかった私はなんて単純なんだろう。
『ちょっ、風雅ほんとに!料理覚めるよ、!?』
「探してきた奴が何言うとんねん」
「こういうことしたくて来たんやろ?わざわざ?寝室まで。」
慣れた手つきで服の中に滑り込む手が妙にやらしい。
止まらなくなりそうな風雅が怖い。
けど、、、
止まらなくなって欲しい。




「なぁ、責任とって」




頭の片隅にあった食事の話は
キスと一緒にとかされて甘い言葉になる。


余裕のない風雅の顔はさっきのくまちゃんでも見れない

私だけの顔。








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リクエスト第2弾!!!

リクエスト履き違えてたらごめんなさい🙇🏻‍♀️

大西風雅×ギリギリまで(?)

でした!!!!!!

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