第6話

酔っ払い彼女と丈くん
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2020/07/31 10:10
sideあなた



『たら~いま~』
「…」


飲み会から帰ってきて
比較的早く帰ってきたつもりなのに
丈の返事がない。
『じょうくん、?』
「あ、おかえり」
「めっちゃ酔っ払ってるやん。笑」
「何杯飲んだ?」
『~、分からん』
「はい、もうはよ寝」
『いや!』
「は?」



仕事で嫌なことがあった日は丈くんに甘えるって決めてる。
2人とも素直じゃないけど通じあってる。その辺は。
まあ睡魔が限界なのも事実、やけどさ。笑


「…なんかあったん?」
『ん』


自分も忙しいはずなのに
手を止めて向き合ってくれる。
ぎゅっとして背中とか頭とか撫でてくれる。



「あなたがめっちゃ飲んでくる時は」
「なんか辛いことあった時だけやろ。」

丈だってこの時は素直になる。
いつもはこんな優しいこと言わへんもん。()


「ただなぁ、、」
「男おる時に飲むのはやめてくれ、笑」
「ほんま、心配。」



なんか、なんか、すっごい恥ずかしくて寝たフリをした。
「おやすみ、」
そう言って触れるだけのキスをして部屋を出て行く
丈の背中を眺めながら眠りについた。






明日は丈とデートの日。






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