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第10話

stone02.田中樹の場合
〜ラジオ終了後〜

毎回恒例となっているゲストとの写真を撮り終えて、のんびりとお話し中。


💖「あー楽しかった〜!さとちゃん、また呼んでっ」


「こちらこそ、楽しかったです!また是非!」


🖤「樹、いつまでしょげてんだよ(笑)」


❤️「AHAHAHAHA!!ANNのやつ?」


💙「それだよ!慎太郎のせいでバレてんじゃん!!あなたさんも楽しみにしてんだからANNのネタバレはダメ!絶対!」


「え、そこなの?優しいね。」


💚「いやー、仲良いねー、相変わらず。」


💛「じゃあ、佐藤さん、樹のことよろしくね。」


「はい。お忙しい中ありがとうございました!今日のANNも楽しみにしてます〜!」


(樹を置いて楽屋へと戻っていく5人)


『まったく…。なんかごめんね、あなたさん。』


「うん?…ふふ、楽しかったねえ。今日のANN誰だろー。」


『あー、うん、そーね。』




ーーー現在時刻、22時前。楽屋へ向かって2人で歩きながら。



「樹くん、一緒に帰れるって本当?」


『………まあ、ANN出ないってバレちゃったし。今日はもう仕事もないから帰れるよ。帰り支度してくるから、下で会おう。』


「本当?それじゃあ、急いで支度してくるね。」


『いいよ、急がなくて。ゆっくり来なよ。後でね。』


楽屋まで送ってくれたあと、自分の楽屋へと向かっていく樹くんを見送って、私も帰り支度をはじめる。


ラジオ終了後恒例のTwitterを更新して、軽く今日のラジオの反応なんかをエゴサしたりトレンドを見たりしてから、地下駐車場へと向かう。


私と樹くんのこと、さとじゅりって呼ばれてるのかー、と共演する度に不思議に思う。なんで私が先なんだろ。年上だから?


そんなことを考えながら、広い駐車場の中からすぐに見慣れた車を見つけて向かっていけば、すでに運転席に座って待っている樹くんの姿。


「ごめんね、待たせちゃった?」


『いや、大丈夫。俺もさっき来たとこだから。』


助手席に乗り込めば、エンジンをかけながら、寒くない?と膝掛けを渡しながら気遣ってくれる樹くんが愛おしくてたまらない。


「大丈夫だよ、ありがとう。他のメンバーの皆さんも帰れたかなあ。」


『2人以外はねー。ANN出番じゃないやつはマネージャーの車で帰った筈だよ。』


「そっか。今日誰だろう、楽しみだなあ。」


ハンドルに腕を組んで乗せて、そこに顔を乗せながらこっちを向く樹くん。どうかした?と聞けば、少し拗ねた様子。


『…あなたさん、ずっと嬉しそうにしちゃってさー。』


「もしかして、妬いた?」


『別にー?ただちょっと、なんか面白くねえなってだけ。』


「それをヤキモチって言うんですよ、樹くん?」


『…あんまり、髙地にデレデレすんなよ。あなたさんは俺のなんだから。』


そうぼそりと呟いてすぐ、顔を上げて車を走らせ出した樹くんの顔が少しだけ赤い。