第7話

6話 お寿司屋さん
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2018/07/26 12:19
あれから色々なお店を回った。

おしゃれな服が売られているブティックやスポーツ用品店、本屋なんかも行った。
しかし、高らかにお小遣いを使い切ると宣言していた肝心のじんたんは結局何も買わなかった。
テオくん
テオくん
なんも買わないの?
じんたん
じんたん
うーん
特に欲しいものが見つからなくて、、
テオくんはいいの?何か欲しい物あった?
テオくん
テオくん
うーん
欲しいものはないかな
少しお腹が空いたくらい
じんたん
じんたん
え、、
そんなことないけど...
というか、まだ10時過ぎだから...お昼はまだだよ?
テオくん
テオくん
(そうか、そういえば朝ごはん食べてないんだった)
じんたん
じんたん
まあ、でもいいよ!この時間ならどこの飲食店も空いてるし!
みや
みや
そういえばテオくんの好きな食べ物ってなんなの?
テオくん
テオくん
特に無いかな。
脂っこいのが少し苦手。
じんたん
じんたん
へ〜...
あっ!じゃああそこなんかどうかな?
じんたんの指さす方向には商店街には見慣れない寿司屋があった。
テオくん
テオくん
もしかして、あの回転寿司のお店の事言ってる?
じんたん
じんたん
そうそう!俺も長らくお寿司なんて食べてないし...何も買ってない分、お昼ご飯は贅沢出来ちゃうからね!
テオくん
テオくん
だめだよ!
俺はコンビニでいいから。
じんたん
じんたん
こっちがだめだよ。
俺はテオくんとお昼が食べたいんだから!
俺の願い、叶えてくれる?
テオくん
テオくん
それが2人のためになるなら...
こうして、俺らは回転寿司店に入っていった。
正直お寿司どころか外食すらした事ない俺は、その雰囲気に動揺していた。

その動揺を隠しながら俺はじんたん達と向かい合うようにしてテーブル席に座った
みや
みや
よっこらせと!
あ、荷物はそこら辺に置いといて〜
テオくん
テオくん
うん
テオくん
テオくん
...。
みや
みや
...。
じんたん
じんたん
...。
テオくん
テオくん
えっと、ここからどうするの?
みや
みや
え?
そりゃあお寿司を食べるに決まってんじゃん!
テオくん
テオくん
うーんと
そうじゃなくて、手順とかルールとか、、
みや
みや
...もしかして回転寿司に来るの、初めて?
テオくん
テオくん
うん、、
みや
みや
ああ、そうだったんだ...
あのね?このレーンに乗って流れてくるお寿司は好きなものを好きなだけ取って食べてもいいんだよ!
...ただ食べもしないのに触ったり1度取ったものを戻したりするのはルール違反だから気をつけてね。
テオくん
テオくん
分かった
じんたん
じんたん
それにしても、ここのお店は変わり種が多いね。
テオくん
テオくん
こういうのは普通のお寿司じゃないの?
じんたん
じんたん
もしかしてテオくん、お寿司食べたことない人?
テオくん
テオくん
うん、、
じんたん
じんたん
あっ!だったら、俺がおすすめのネタを選んであげるよ!
...テオくんは脂っこいのが苦手なんだよね...ならサッパリしてるこれはどうかな?
テオくん
テオくん
これは何?
じんたん
じんたん
サバのお寿司!サッパリしてて美味しいよ!
テオくん
テオくん
へ、へぇ...
じんたん
じんたん
それじゃあ俺は...
うん?
レーンをふと見ると見たこともないような、
何とも名状しがたい異様なお寿司...
いや、もはや寿司と呼べるかも危ういようなものが流れてきた。
じんたん
じんたん
...
テオくん
テオくん
じんたん、まさか...
じんたん
じんたん
...うん。
何事も、冒険が大事だよね!
じんたんはレーンに手を伸ばし、その異様なお寿司を自分達のテーブルへと引きずり下ろした。
お皿の上に乗った仰々しい「何か」が自分の目の前に君臨している...
じんたん
じんたん
それじゃ、いただきまーす!!
じんたんはその物体をひと口で頬張り、噛むこともせずに飲み込んでしまった。


その時だった。
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みや
みや
その時なんなんだよぉー!
テオくん
テオくん
めっちゃ気になる終わり方やん笑笑
じんたん
じんたん
俺、大胆なことするなぁ〜
作者
作者
笑笑

次回の話はとっても最後に繋がる伏線なので
覚えておいてね!
テオくん
テオくん
それにしても俺、寿司食べたことないんか
みや
みや
驚きだね(笑)
作者
作者
そろそろ終わろ?
尺的にm、、、
みや
みや
はいはい!
今日は俺が次回予告だ!
みや
みや
最後まで見てくれてありがとう!
あのすごいお寿司、じんたん食べちゃったよ(笑)
それにしてもサバ美味しそうだったな!

さて!次回の競走は!
ついにテオ、じんたんの゛夢と希望゛を見る!?
これが伏線!
それではお楽しみに〜ピース!

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