第2話

1話 出会い
934
2018/07/24 11:00
こんちゃ(笑)言い忘れがあって、()は心の中で思ってることです!で《 》は行動です!
それでは失礼します!

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テオくん
テオくん
(俺はふいに自分の胸に手を当てて目を閉じて何かを念じるような癖がある
多分この癖が付いたきっかけは...
数年前の話になるんだけど聞いていく?)
ー数年前ー



平和島高校屋上にて
テオくん
テオくん
(何日も前から決めてたんだもう何も迷う事も無い。そう
俺は今日、、)

死ぬ。

テオくん
テオくん
この高さならきっと、、
テオくん
テオくん
...。何やってんだ
早く降りよ。
(柵から手を離して後は重力に任せるだけ、、)
テオくん
テオくん
委ねるだけ。

...だけ
じんたん
じんたん
ねえ。
テオくん
テオくん
!?
降りようとしたその時、ふいに後ろから声をかけられた
その時が

ー初めて君と出会った日だー
みや
みや
君もしかして、自殺するの?
テオくん
テオくん
...。
じんたん
じんたん
やっぱりそうだよね
ねえ時間は取らせないからちょっと来て?
テオくん
テオくん
(そのまま飛び降りるのもありだったけど邪魔が入ったせいでそんな気も失せた)
《俺は柵の内側に戻りその人に近づいた後睨みつけた》
みや
みや
ごめん邪魔しちゃって!
テオくん
テオくん
まずあなた達は誰ですか?
まあ俺の゛自殺 ゛を止めに来たんだろうけど
じんたん
じんたん
ん?
誤解しないで欲しいんだけど俺たちは別に君の自殺を止めに来たんじゃないよ
この話が終わったら自殺してもいいよ
テオくん
テオくん
え、、
(少し、というか正直すごく動揺した
その言葉は想定外だった。別に自殺を辞めるきっかけも欲しかった訳じゃないけど
こんなにも突き放される言い方をされるとは
思ってなかった)
みや
みや
なんかごめんじんたん変な事言ったよね、、
テオくん
テオくん
あ、大丈夫です
逆にはやく逝けそうで良かったです
(まさか謝られるとは思わなかった。自分でもこの返答が正しかったのかは分からないけど)
みや
みや
あの、ちょっと君に協力して欲しいことがあるんだけど、、
テオくん
テオくん
なんで俺に?
じんたん
じんたん
だって、どうせ今から死ぬんでしょ?
他の人は生きることで精一杯だから
テオくん
テオくん
(この人たち何考えてるんだろ正直理解出来ない
けど周りの人は生きることで確かに精一杯だ)
テオくん
テオくん
良いですけど、何するんですか?
じんたん
じんたん
一緒にゲームする人を探してて、、
テオくん
テオくん
ゲ、ゲームですか
(なんか少しガッカリしたもっとすごいのが来るかもと期待してた
まあ今までの会話がすごかっただけか)
テオくん
テオくん
それでどんなルールですか?
みや
みや
そのゲームは「知識」と「勇気」さえあれば
すんなり勝つことが出来る
しかももう君にはある程度「知識」があるようだし後は「勇気」だけ!
テオくん
テオくん
なんで俺に「知識」がある事が分かるんですか?
俺たち初対面ですよね?
じんたん
じんたん
だって君はさっき自殺しようとしていた
後は飛び降りれば死ねるということは知っていた
ということは君にはこのゲームに勝つための「知恵」がある!
テオくん
テオくん
、、?
(正直言ってる事に違和感があったが
けどもうツッコむのもめんどかったからそのまま続ける事にした)
テオくん
テオくん
で、「勇気」は?ホラーゲームでもするの?
みや
みや
違うよ。俺たちがしたいゲームは
ー自殺競走って言うんだー

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