無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

44
2018/03/02

第4話

「妹さん?」
卒業式が終わっても、1.2年生はまだ登校日が続いていた。

HRが始まる前のこと。
たくみ
あの、はづきちゃんだよね?
優先輩の妹さん?
はづき
えっ……?
やばい。
知られたくなかったのに…

期待を裏切られたって噂回されるんだ……
たくみ
あれ?
違った?
名前も前聞いたのと同じだし、苗字も。
はづき
そ、そうですけど!
なにか…!?
たくみ
あ、いや、俺、優先輩に教えて欲しいこと、まだまだ山ほどあるんだよ。
だから、お邪魔していいかな?って…
あれ?
なんで引かないの?

あれだけ期待してたのに、この私を見てどうとも思わないわけないよ。
はづき
え、えっと、別に大丈夫だと思います!!
たくみ
じゃあ、放課後一緒に向かうってことで。
お願いねー!
はづき
はっ、はい!!
え?

一緒に?
放課後。

どうしようどうしよう……!!

一緒にとか言ってたよ~!!

相手が言ってる内容、理解しないで答えちゃったよ…
たくみ
ごめん、待たせた。
はづき
べっ、べつに!!
大丈夫です!!
なんでこの人はこんなに普通なの?

こんな暗くて自信ないぶさいくな私を見て、なんでこんなに…
たくみ
ごめん、俺、同じクラスに優先輩の妹さんがいるなんて、全然知らなかった。笑
はづき
えっ、全然いいんです!!
むしろ、気づいてもらわなくていいっていうか、こんな私がお兄ちゃんの妹だなんて、ほんとに恥ずかしすぎて……
たくみ
は?
はづき
えっ?
何??

怖い…………!!
たくみ
何言ってんだよ。
はづき
え、あっ、す、すみません!!
たくみ
いや、なんで謝るの?笑
はづき
怒ったと思って…
たくみ
怒ってないから!笑
はづき
そ、そうですか!
よかった…
たくみ
ってかさ、はづきちゃん、めっちゃ挙動不審だね!笑
はづき
わ、私は、そうなんです…
いつもいつも…
お兄ちゃんとは違います。
たくみ
はづきちゃんはいいんじゃない?
そのままで。
そういうキャラ、俺初めてだから、なんか面白いし。笑
そんなこと言ってくれる人がいるなんて、思ってなかった。

しかも、かわいくないし、いつもおどおどしてるような私と、まともに話してくれるなんて。
家に着いて、お兄ちゃんとたくみくんを会わせてから、私は部屋に入った。


なんだか、すごく嬉しかった。
友達って言っていいのかな?

あんなふうに話しかけてくれるなんて。

女好きとかじゃなくて、フレンドリーなだけだね、きっと。