モトキside
ぺけはシルクと話をつけに行った。
俺たちはマサイとダーマに話をつける!
そう言ってザカオは、あの時の監視カメラの映像を見せた
次に、ぺけが美奈のストラップにつけていた
レコーダーの録音を聞かせた。
ふたりは何も言えなくなったのか黙ってしまった
マサイは涙を浮かべながら俯いた
そしてダーマも悲しそうな目をしていた
だけど話はこれだけじゃない!
そう言ってある映像を見せた
そう言うとダーマは少し焦っていた
だけど観念したのか真実を話し始めた
ダーマ以外「!!?」
そう言ってダーマはことの真相を話した。
ダーマside
俺は初めて若葉を見た時に一目惚れした。
その時からずっと若葉のことが好きだった。
だけど彼女はいつもぺけといる。
俺はそっと彼女を見つめていた。
今思えばこいつらは兄妹だなんて思ってもみなかった。
そう言って人気のない階段へ行った。そして彼女はとんでもないことを言い出した!
女ってやっぱ怖ーな……そんなことで人を傷つけようとするなんて……
なんだ…こいつ……狂ってる!
こいつの言うこと聞いたらダメだ!!
俺はメンバーと若葉を守るために美奈に協力した。今思えば他に守る方法はあったはずなのに……
そして美奈は若葉をいじめるための計画を実行した。最初こそ若葉に暴力なんて出来なかった。
だけど美奈に耳打ちで
本当はこんなことしたくなかった
だって好きな人に暴力を加えるなんて
苦痛でしかない。だけどそうしないとどうなるか分からない。本当に俺は最低な奴だ……
すまねぇ………若葉……!
そして今に至る
モトキside
ダーマが話終わる
ダーマはフィッシャーズを守るためにこんなことをしてたんだ。だけどそれは、許されることは無い
ダーマは泣きながら話す。
そうだ……俺だってダーマと同じようなことしたんだ。みんなに話していればすぐに止められたのにね………
ふたりは泣いていた。それは後悔の涙だった
その時だった、ある気配を感じた……
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。