第10話

第9話
747
2020/07/27 15:25
モトキside
ぺけはシルクと話をつけに行った。
俺たちはマサイとダーマに話をつける!
ンダホ
ンダホ
このことについて話そうか!
全ての証拠を交えて!!
ザカオ
ザカオ
俺たちはぺけとはもう話して
罰も受けた!!
モトキ
モトキ
お願い!マサイとダーマの気持ち
教えて!あの時どんな思いだったの?
マサイ
マサイ
罰?
モトキ
モトキ
俺の腕は転けて骨折したんじゃない!
ぺけに頼んで罰として折ったんだ!
ザカオ
ザカオ
俺の足だってぺけの罰だ!
偶然怪我をしたわけじゃない!
ダーマ
ダーマ
ぺけと若葉が兄妹?
そんなことあるか!
あいつには家族いないんだから!
モトキ
モトキ
確かに彼女には両親は居ない!
だけど生き別れになった兄妹が居る
それがぺけだ!
ンダホ
ンダホ
日記を読んだからわかるでしょ?
ふたりはお互い再開して喜んだんだよ?
ザカオ
ザカオ
それに美奈が怪我した時、本当に若葉が突き落としたって思っていたの?
俺は違うって思ったけど疑ってしまった!だけどそれは真実じゃなかった!
ダーマ
ダーマ
だってそうだったろ!
美奈がそう言っていたんだから!
マサイ
マサイ
ああ、俺だって最初は違うって思った
だけどそれが真実だろ!
ザカオ
ザカオ
これを見てもそう言える!?
そう言ってザカオは、あの時の監視カメラの映像を見せた
ンダホ
ンダホ
それはあの時の監視カメラの映像だよ
そこにバッチリ写っているでしょ?
美奈がわざと階段から落ちたのが!
モトキ
モトキ
そしてそこには俺もいた!
俺はそれを見ていたんだ!
ザカオ
ザカオ
それでも信じられないのなら
これでどう?!
次に、ぺけが美奈のストラップにつけていた
レコーダーの録音を聞かせた。
マサイ
マサイ
そんな……!!
ダーマ
ダーマ
嘘だ……
俺たちを利用してたなんて……!
モトキ
モトキ
これでもまだ信じられない?
ふたりは何も言えなくなったのか黙ってしまった
ンダホ
ンダホ
ねぇマサイ?
君はいじめられたことあるでしょ?
どうしていじめる側に行ったの?
その時の気持ち辛かったはずだよね?
マサイ
マサイ
ああ、シルクたちと会うまで
ずっと辛かったはずなのに………!
俺は若葉を…!
しかもずっとそばにいてくれたぺけの妹を…!
ザカオ
ザカオ
そう、だけどもう彼女はこの世に居ない
マサイ
マサイ
俺は……!
なんてことを…!!
マサイは涙を浮かべながら俯いた
そしてダーマも悲しそうな目をしていた
だけど話はこれだけじゃない!
モトキ
モトキ
この際もう隠し事は辞めよう……
ねぇ?ダーマ?
ダーマ
ダーマ
!!?
マサイ
マサイ
?!どういう事だ?
ンダホ
ンダホ
言ったでしょ?
「すべての証拠を交えて話そう」って
そう言ってある映像を見せた
ザカオ
ザカオ
美奈が階段から落ちた2時間前
お前と美奈が話しているのが監視カメラに写っている。
一体美奈と何を話していた?
ダーマ
ダーマ
………………!
そう言うとダーマは少し焦っていた
だけど観念したのか真実を話し始めた
ダーマ
ダーマ
俺は美奈の計画をすべて知っていた……
ダーマ以外「!!?」
モトキ
モトキ
どういう事?
そう言ってダーマはことの真相を話した。








































































ダーマside
俺は初めて若葉を見た時に一目惚れした。
その時からずっと若葉のことが好きだった。
だけど彼女はいつもぺけといる。
若葉
若葉
≧(´▽`)≦アハハハ
ぺけたん
ぺけたん
(* ´ ˘ ` *)
俺はそっと彼女を見つめていた。
今思えばこいつらは兄妹だなんて思ってもみなかった。
美奈
美奈
ねぇ〜ダーマ
ダーマ
ダーマ
なんだ?
美奈
美奈
ちょっと話があるんだけどいい?
ダーマ
ダーマ
いいぞ
そう言って人気のない階段へ行った。そして彼女はとんでもないことを言い出した!
美奈
美奈
ねぇ〜お願いがあるんだけど
若葉をいじめて?
ダーマ
ダーマ
……?
なぜそんなことする必要がある?
美奈
美奈
だって〜あいつ家族いないくせに調子乗ってるし、それにメンバー内での女の子って私で十分なのにあいつが邪魔なんだもん
ダーマ
ダーマ
そんな理由であいつをいじめさせるのか?若葉がお前のなんの邪魔なんだ?
美奈
美奈
あいつぺけたんとずっと一緒にいるしムカつくんだもん!美奈はぺけたんのことが好きなんだよ?
女ってやっぱ怖ーな……そんなことで人を傷つけようとするなんて……
ダーマ
ダーマ
人を傷つけようとするくらいなら
自分でもアプローチすればいいだろ
そんなことして振り向くやつなんていねーよ
美奈
美奈
それでも若葉が邪魔なの!!
若葉さえ居なければ、ぺけたんと結ばれるし私は女の子メンバーで人気者になる。そのためにはあいつを消すしかないの!
なんだ…こいつ……狂ってる!
ダーマ
ダーマ
そんなこと俺に言うことじゃねーだろ!
俺はそんなこと絶対にやらねーからな!
こいつの言うこと聞いたらダメだ!!
美奈
美奈
いいよーだけど…それならメンバー1人ずつに危害を加えるけどね〜
ダーマ
ダーマ
なんだと?!
そんなこと……
美奈
美奈
そんなことになったらフィッシャーズはどうなるのかな〜?
もちろん若葉は死なせるけどね〜笑
ダーマ
ダーマ
っ!!
美奈
美奈
メンバーの運命はダーマの選択で決まるんだよ?だから若葉をいじめて?
俺はメンバーと若葉を守るために美奈に協力した。今思えば他に守る方法はあったはずなのに……
そして美奈は若葉をいじめるための計画を実行した。最初こそ若葉に暴力なんて出来なかった。
だけど美奈に耳打ちで
美奈
美奈
最初は誰に危害を加えようかな〜?
何もしていないモトキとかンダホがいいかな〜?
ダーマ
ダーマ
!!
本当はこんなことしたくなかった
だって好きな人に暴力を加えるなんて
苦痛でしかない。だけどそうしないとどうなるか分からない。本当に俺は最低な奴だ……
すまねぇ………若葉……!


















そして今に至る
モトキside
ダーマ
ダーマ
という事だ
マサイ
マサイ
ダーマ…………
モトキ
モトキ
俺たちを守るために………
ダーマが話終わる
ダーマはフィッシャーズを守るためにこんなことをしてたんだ。だけどそれは、許されることは無い
ダーマ
ダーマ
すまねぇ!みんな!若葉をいじめるように仕向けたのは俺だ!もっと他に若葉とメンバーを守る方法はあったはずなのに!!
ザカオ
ザカオ
ダーマ………
ダーマは泣きながら話す。
ダーマ
ダーマ
好きな人すら守れなくて、挙句の果てにはいじめて死なせるなんて……!
俺は本当に最低な奴だ…………
そのせいでぺけから大事な兄妹を奪ってしまった!
ンダホ
ンダホ
ダーマ…それが真実なんだね?
ダーマ
ダーマ
ああ、そうだ……!
すべて元凶は俺だ………!
俺がもっと強く美奈に反抗していればこんなことには……!
モトキ
モトキ
ダーマ……
その気持ちわかるよ……
俺だってあの階段で見たことみんなに言えなくてこんなことになったんだもん
そうだ……俺だってダーマと同じようなことしたんだ。みんなに話していればすぐに止められたのにね………
マサイ
マサイ
ダーマ……俺たちを守るために
1人で戦ってたんだな…辛かったよな?
なのに俺は一方的に若葉に暴力を加えてた…しかも俺がいじめられた時ずっとそばにいてくれたぺけの大切な妹を奪ってしまった……俺の方がもっと最低だ……
ダーマ
ダーマ
すまねぇ………マサイ………
ふたりは泣いていた。それは後悔の涙だった
マサイ
マサイ
ぺけに合わせる顔がねえ……
ダーマ
ダーマ
俺たちはぺけにまで酷いことをした……
ンダホ
ンダホ
ふたりともシルクとぺけが帰ってきたらみんなで話そう?全部……
ザカオ
ザカオ
もうこんなこと起こさないためにも!
モトキ
モトキ
今もぺけはシルクとこのことについて話しているところだから……
ダーマ
ダーマ
ああ、そうだな…………
マサイ
マサイ
ぺけに謝ろう……
そして話し合おう………
その時だった、ある気配を感じた……
モトキ
モトキ
……?
ンダホ
ンダホ
もっきゅんも気づいた?
モトキ
モトキ
うん、俺たちの他に誰かここにいる……
ザカオ
ザカオ
………え?
・.━━━━━━━━━━━━†━━━━━━━━━━━
作者
作者
第9話はここまでです(*`・ω・*)ゞ
ンダホ
ンダホ
次回、俺達が気づいたある気配の正体とは?
モトキ
モトキ
一体誰なの?
マサイ
マサイ
俺たちはぺけに謝れるかな?
ダーマ
ダーマ
謝ろう…たとえ許されなかったとしても
ザカオ
ザカオ
それでは次回までバイバイ👋

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