前の話
一覧へ
次の話

第12話

最終回
657
2021/02/22 15:56
若葉side
お兄ちゃんがシルクを殺す前に止めることが出来て本当によかった。私の大切な家族と初恋の人を救えて…
若葉
若葉
お兄ちゃん…頑張ってね
私は天国で見守る事しか出来ないけどきっと大丈夫だよね!フイッシャーズはどんな壁でも乗り越えられるから!
若葉
若葉
シルク…お兄ちゃん達と幸せにね…
もしも生まれ変われるならばその時は一緒に……
若葉
若葉
みんなに幸あれ……
お兄ちゃんがくれた蝶の髪飾り少しかけているけど大切な物…お兄ちゃんと一緒に過ごせた証……
ずっと見守ってるよ…大好きなお兄ちゃん…お兄ちゃんの大切な仲間達そして私の初恋の人…
若葉
若葉
少しの間だったけど幸せだったよ
私はそう言って天国から彼らを見ていた
















2年後
ぺけたんside
今日は若葉の命日だ、今回はメンバーみんなで若葉のお墓参りに来ている。
ぺけたん
ぺけたん
若葉来たよ…
シルク
シルク
久しぶりだな…若葉……
花を供え、ロウソクをつけ、線香をたいてお参りをする
あれから俺たちはたくさん話し合い二度とこんなことが起きないように全員で約束をした。大切な家族の為にあの時死のうとしていた俺も前を向いて生きようと思った。それが若葉の願いだから…
モトキ
モトキ
あれから2年が経つんだね…
ダーマ
ダーマ
ああ、あの時間に合わなかったらこの場に全員いなかった。
マサイ
マサイ
それにあの時があったからこそ、今の俺たちがいる。
ザカオ
ザカオ
それに俺たちは彼女との約束を守らないと
ンダホ
ンダホ
二度とあんな悲劇を産まない為に
ぺけたん
ぺけたん
若葉…この日記返すね…もう復讐はしなくても良くなったから。若葉の人生が詰まった大切なものだから
俺は日記をそこに置く。
シルク
シルク
俺たちは前に進む…どうかこの先どんな壁にぶち当たっても乗り越えられるようにこれからもずっと見守っててくれ
俺たちはお参りをした後、マサイの家に向かった
一匹の蝶が俺たちを横切る。
ぺけたん
ぺけたん
……?
振り返った瞬間に暖かい風が吹く。
その風は俺たちを優しく包み込むようだった。
ぺけたん
ぺけたん
(* ´ ˘ ` *)俺はもう大丈夫だよ…もう繰り返さないから…
モトキ
モトキ
ぺけー早くー!
ぺけたん
ぺけたん
うん、今行く!
俺は新たな思いを乗せみんなの所へ向かって行った








シルクside
若葉の初恋の人は俺だった
だが俺はそんな彼女を傷付けてしまった
初めて会った時、俺は彼女に一目惚れした彼女と過ごす内にもっと彼女のことを知りたいって思っていたのに……あの時、俺が彼女の話を聞いていれば
シルク
シルク
……ほんっと馬鹿だな…
俺のこの手は彼女を傷付けてしまった手……
そして友人を傷付けてしまった手でもある。
シルク
シルク
だから今度は……
俺はこの罪を背負い彼女の願いと約束を守る
それが俺が…いや俺たちができる罪滅ぼしだ
シルク
シルク
俺はもう繰り返さない……
この手はメンバーや大切な人を守る手だ
そうだろ…若葉……
月明かりが指す部屋後ろを振り向くそこには誰もいない…だけど感じるそこに彼女がいる気がした
シルク
シルク
俺も…初恋はお前だったよ……
俺はそう呟き部屋を後にした。
優しい月の明かりが俺の背中を押す
俺はいつも通り編集しに行ったのだった


数時間後
俺の部屋の机に一輪の花が置かれていた。調べるとその花はスノードロップだった
花言葉は「希望」これはきっと彼女からのメッセージだと思い、小瓶に花を生けた
シルク
シルク
ありがとな若葉……
お前が気づかせてくれた…大切な物、俺が犯した罪…そしてこれからの未来について……
お前の分まで幸せになるからな
・.━━━━━━━━━━━━†━━━━━━━━━━━
作者
作者
最終回はここまでです(*`・ω・*)ゞ
久しぶりに更新しました!
妹の恨み、俺が晴らしますを読んでいただきありがとうございます!時間はかかりましたが無事に完結させることが出来ました!
読んでいただき本当にありがとうございます!!他の作品も良かったら読んでみてくださいね!
それではバイバイ👋

プリ小説オーディオドラマ