第3話

第2話
832
2020/07/03 07:55
ンダホside
若葉の脱退動画が出てから数週間がたった、若葉にLINEしているけど既読にはならない。もしかしてもう俺たちのことブロックしたのかもしれない。それもそうだ俺はシルク達になにも言えなかったのだから。
ンダホ
ンダホ
若葉……今どこにいるの?
今日はぺけとレコーディングの日だ、若葉にはぺけに言わないで欲しいと言われたがぺけもきっと気になっていると思うから話さないと!
ンダホ
ンダホ
ぺけにも話さないとな…
俺はぺけの家に向かった。
ぺけの家に着くと俺は連絡を入れる。しばらくするとぺけが出てきた。
ぺけたん
ぺけたん
だほちゃんおはよう!待った?
ンダホ
ンダホ
おはようぺけ!全然大丈夫!
それじゃ行こうか!
ぺけたん
ぺけたん
曲覚えるの大変だったねー
ンダホ
ンダホ
そうだね!でもきっといい曲になるよ!
ぺけたん
ぺけたん
うん!


















































レコーディングが終わり、ぺけと昼ごはんを食べに行った後に俺たちはぺけの家でゆっくりしていた。
ぺけたん
ぺけたん
静かだねー
ンダホ
ンダホ
そうだねー!
ぺけたん
ぺけたん
だほちゃん、寝ちゃダメだよ!
ンダホ
ンダホ
寝ないよ笑
話さないと、ぺけに全て……!
声をかけようとした時だった
ぺけたん
ぺけたん
ねぇ、僕がいない間に何があったの…?
まさかぺけから聞いてくるなんて思わず止まってしまった。
ぺけたん
ぺけたん
若葉が脱退したりして一体何があったのかなってずっと思ってた。シルク達には聞けない雰囲気だったし………
ンダホ
ンダホ
…………ぺけよく聞いてね…
若葉は濡れ衣を着せられていじめられてたんだ、俺は止めたかった、だけど若葉はすぐに終わると思うからってずっと耐えていたんだ。だけどどんどん酷くなってついには若葉に暴力まで……
ぺけたん
ぺけたん
…………………………………
ンダホ
ンダホ
俺は何も出来なかった……シルク達にバレないようにこっそり気遣うことしか出来なかった!もっと俺にシルク達を止められる力があったら………!
ぺけたん
ぺけたん
だほちゃん………



















ぺけたんside
俺は全てを知っているが、だほちゃんの話を聞いている。
ンダホ
ンダホ
ごめんねぺけ……こんな相棒で…
だほちゃんは泣きそうになりながら話した
そんなことない、だほちゃんは若葉にずっと寄り添ってくれてたんだもん。いつバレるか分からないのに………
ぺけたん
ぺけたん
そんなことないよ…だほちゃんはずっと若葉の味方だったんでしょ?俺はこんな優しい相棒を誇りに思うよ……!
ンダホ
ンダホ
………っ!
だほちゃんはその言葉を聞いた瞬間泣き出した、今までのことが溢れ出したみたいに。
ンダホ
ンダホ
俺は……!若葉に何もしてやれなかった!若葉に謝りたい!だけどもう……!
そうだね、若葉はもうこの世にいない………だけどね、若葉はだほちゃんに感謝してると思うよ……




このことで俺はだほちゃんに話すことにした。俺と若葉の関係を………
ぺけたん
ぺけたん
……だほちゃん、俺もメンバーに隠していたことがあるの…だほちゃんだけに伝えるからシルク達にはまだ言わないで…
ンダホ
ンダホ
ぺけ…?うん、わかった
俺は全てを話す
ぺけたん
ぺけたん
実はね、俺と若葉は兄妹なんだ……
ンダホ
ンダホ
えっ………?
だほちゃんは驚いていた。それもそうだ言わなかったんだから、だけどだほちゃんには言ってもいい気がする。
ぺけたん
ぺけたん
俺と若葉は幼い頃に離れ離れになってね、だけどUUUMで再開してから一緒に住んでたんだ
このことは若葉が気持ちの整理が出来るまで言わないってことになってたんだ。
ンダホ
ンダホ
そうだったんだ……
ごめんぺけ!俺は若葉を守れなかった!
謝っても許されないのはわかってる!だけど俺は若葉を守りたくても守れなかった!
ぺけたん
ぺけたん
それは俺だって一緒、若葉のこともっとわかっていたらこんなことにはならなかった……!俺は兄失格だ……!
ンダホ
ンダホ
そんなことない!ぺけより俺たちの方が悪いんだから……!今、若葉は……?
ぺけたん
ぺけたん
…………死んだよ………
ンダホ
ンダホ
えっ……
ぺけたん
ぺけたん
数日前に首を吊って自殺した……
ンダホ
ンダホ
そんな………あの時シルク達を止めていればこんなことには!!
それを聞いてだほちゃんは自分を責め始めた!
ぺけたん
ぺけたん
だほちゃん!自分を責めないで!俺だって助けてあげたかった!だけど若葉はいつも俺の前だと笑顔で接していた!若葉の気持ちに気づけなかった俺も悪いんだから!
ンダホ
ンダホ
ぺけ……
ぺけたん
ぺけたん
俺は……兄失格だ……
俺はそう言うと涙が溢れてきた、ずっと言えなかったことが言たからだ。
ンダホ
ンダホ
ぺけ
だほちゃんは静かに俺を抱きしめてくれた、だほちゃんだって辛かったのに……
ぺけたん
ぺけたん
うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁ
ンダホ
ンダホ
うん…うん……!
その後俺はいっぱい泣いた、だほちゃんがずっと寄り添ってくれた……
そして俺は全て話した
いじめのことは知っていたこと
若葉が日記をつけていたこと
ボイスレコーダーのこと
動画のことそして復讐のことも
全て話終わるとだほちゃんは
ンダホ
ンダホ
協力するよ、シルク達に後悔させないと行けないと思うから……
ぺけたん
ぺけたん
本当にいいの?
ンダホ
ンダホ
それでいい、人1人死なせてしまったことをしたんだから、その落とし前を付けさせないと!
ぺけたん
ぺけたん
ありがとう、だほちゃん!
こうしてだほちゃんが仲間になった
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作者
作者
今回はここまでです(*`・ω・*)ゞ
さあ、だほちゃんが仲間になりました!
ンダホ
ンダホ
一体次回はどうなるのでしょう?
ぺけたん
ぺけたん
それでは次回までバイバイ👋

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