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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私にも、家族写真はある。
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でも、美亜と違うのは…



はい。ありがとうございます！

はい。バッチリでございます。
姫様の記念すべき七五三のお写真でございますからね！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　必ず、王室専属のカメラマンが私達家族を撮っていて、
　　　　　　　　　　　　　　　　お父様が私たちの写真を撮るだなんてことなかったっていうこと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そしてそれは、

今回の王室広報に載せる写真はこちらでよろしいですか。

　　　　　　　　　　　　　　　　全て公式なもので、プライベートなものは１枚もないということ。

　　　　　　　　　　私にとってはこれが普通だと思ってたし寂しいともなんとも思わなかったけど、
　　　　　　　　　　　　　　　　美亜のアルバムを見て無償にその感情が私の中をいっぱいにした。

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…さです！…きてください！

そう言いながらベッドの側に置かれていた時計に目をやる

そう言って美咲に剥ぎ取られた布団を元に戻そうとする美亜

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…さよ！…きなさい！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そうだ。あのあと、泣きながら寝てしまったんだわ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大分寝坊したと思ってたんだけど…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この方が、美亜のお父様なのね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの子、いつも遅刻ギリギリだんて信じられないわ！でも、

　　　　　　　　　　　美亜と入れ替わって、私の知らないことばかりで少し戸惑うこともあるけど　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この家族はあったかくて、なんだかとても居心地がいい。