パーティーまで、あと14日、、、
ふとアルバムを開いてみた。
お隣の海人君一家とBBQ――。
不思議だ。これは私じゃないのに、同じ顔だからかな。
海人とこんな小さい時から会っていたようなそんな気がしてくる。
海人の住む家の方を向き、思った。
なんだか複雑――。
私は数日前に海人に出会ったけど、美亜と海人が2人で
過ごしてきた時間と比べると全然、比べ物にならないんだ。
そう言ってまた落ち込んで見せる美亜。
でもなんだか憎めないんですよね。
緩んだ頬をすぐさま引き締めそう言う。
そう言って、ミーアの後ろに座る海人を見る美波。
こうして、お互いが入れ替わった場所になんとなく慣れてきて、
平和な日々を過ごしながらパーティーの日を待っていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。