なんか、今日はお酒が入っているせいか
みんなに甘えたい。
寂しいのかもね笑
やばい。
泣き始めたら
涙止まんない。
何分たったっけ。
やっと止まった。
私はスマホをいじっているるぅちゃんに話しかけた。
ぎゅっ
どれくらい甘えたんだろ。
みんな、優しいなあ。
私はさとちゃんの膝の上で
眠った。
_るぅと目線_
あ、そっか。
さとみくんあなたちゃん好きでしたもんね。
さとみくんは重い口を開いた。
僕は思ってることを正直に言った。
その時、
あなたちゃんが寝返りをした。
あなたちゃんの顔がさとみくんのお腹の方になるように
そしてあなたちゃんはさとみくんのお腹に抱きついた。
さとみくんの驚いてる表情に、
みんな優しく笑った。
さとみくんはあなたちゃんの頬を優しく撫でた。
幸せなんだろうな。さとみくん。
そう思った時だった。
ガチャ
こっちに来る足音が聞こえた。
やっと来たか。
さとみくんの家の合鍵持ってるから、すぐ入れるんだもんね。
遅いよ。莉犬。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。