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第1話

孤独の中の光
「また田中先輩のこと見てるの?」
視線の先には友達と楽しそうに会話する私の憧れの樹先輩。うん、今日も安定のかっこよさ。

「ほんとかっこいい…いて!」

よそ見をして歩いていると前を歩く大我にぶつかった。

大「恋する女の子は大変だね笑」

見上げると綺麗な顔で笑う大我と目が合った。
大我とは家族ぐるみの仲で、小さい頃からずっと一緒に過ごしてきたけど、お互い1度も恋心を抱いたことはない。

「大我はいないの?」

大「いないって何回も言ってるじゃんー、ほらちゃんとよそ見しないで歩いてください笑 授業遅れちゃうよ」

「さぼっちゃう?」

大「俺まで道連れしないで」

スマホで時間を確認する為にスクリーンを覗き込めば、待受画面の愛犬が今日も可愛らしく写っている。海外を拠点に仕事をしている両親は私より仕事を優先して家を空けて行った。月ごとに生活費を送ってくれるけど、無駄に広い家に1人は寂しすぎて犬を飼うことにした。それが愛犬のジェシー。

「ただいまー」

家に帰るといつものように玄関でお出迎えをしてくれる愛犬がいた。尻尾を嬉しそうに左右に振っている。

「ジェシー良い子してた?今ご飯あげるからね」

たくさんわしゃわしゃしてあげると満足したのか部屋の奥へ走って行ってしまった。ハスキー犬なだけあって大きなジェシー。元気もいっぱいでご飯もよく食べる。

一緒にご飯を食べて、お風呂に入って、テレビを見て、一緒にベッドに入る。
ジェシーがいるから、寂しくないけど、やっぱり人肌が恋しくなる時はある。
ジェシーを優しく抱きしめれば、自然と眠気が襲ってきていつの間にか眠りについてしまった。