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第27話

サプライズ
「あなた!行こ!」


私のシフトが終わるとすぐに手首を引いて連れていかれ、やって来たのは体育館。

暗幕であまり中は見えないけど、これから始まるのは有志団体の出し物だろう。多勢の人が今か今かとそわそわしている。

ジ「あなた、こっち」

自然な流れで手を繋がれ、暗闇の中人の間をぬうようにして進んでいく。

空いてる席が見つかって二人腰かけると腕と腕が触れ合う距離になった。



『皆さんお待たせしました!それでは始めます!』


盛大な歓声の中ステージのカーテンが左右に開いていく。


バンド、劇、ダンス、漫才、ペースよく進んでいき中盤に差し掛かったところで一瞬暗転し、ざわめく会場。


ぱっとステージ上が照らされて、白い幕が降りてくるとBGMと一緒に突然流れ出した私たちの写真。


北斗くんや慎太郎くん、大我やジェシーと雑談して笑ってる写真や、よく行く北斗くんのバイト先で勉強してる写真。海に行った時、夏祭りの時、花火の時の写真。どれも色鮮やかで、鮮明に思い出すシーンだった。



そして最後に、映し出される文字。


【あなたお誕生日おめでとう!!!!!!】


ねぇ、こんなのずるいよ。


盛大な歓声と割れんばかりの拍手の中隣に座るジェシーを見ると満足そうに笑った。


まだ残る歓声と拍手の中二人体育館を抜け出した。




涙でぐしょぐしょになった最悪の顔を俯かせる。


「私の誕生日、知ってたの?」


ジ「もちろん」


「ありがとう、あれいつ誰が撮ってたの?」


ジ「色んな人にお願いしてたの」


「ずっと前から計画してくれてたの?」


ジ「そうだよ。あなたに感謝の気持ち伝えるのこれしか思い浮かばなかったんだ」


これしか、じゃないよ。十分すぎるよ。


「ジェシー、ありがとう。ほんっとに、嬉しい」


ジ「ね、あなた」


ジェシーの顔を見上げると、ぽんっと私の頭に大きな手を載せて




「いつもありがとね、大好き」


そう言って笑ったんだ