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2021/08/28

第5話

episode 3 .
──後日──


『(ねっむい……。)』


菅原「あ、あなた!」


なんだよ今寝ようと思ってたのに…。


『…なに。』


菅原「お前影山の先輩なんだって?」


『あー……まあ、中学校同じだから…。』


菅原「バレー出来んの?」


まじか。


菅原イヌかよ。耳としっぽ見えるわ。



『一応は。影山みたいに上手くないけど。』


菅原「へぇ〜意外だべ!」


『人を見た目で決めるんじゃない。』


どうせ私の事なんかいっつも寝てるくらいにしか思ってないでしょ。


そう言うと、菅原は何かを言いかけた。


だけど、それはある女子の声に掻き消された。



???「菅原先輩!」


教室全員の視線を集めるなんて…かわいそ。



菅原「あーごめん後輩マネだわ。行ってくんな!」


『うん。』


菅原はどこか嬉しそうな顔をしてその子と話し始めた。


『(こないだの子だ…。)』


それくらいしか思わなかった。


まあどうせ、ゲームで言えば私はモブであの子がヒロイン。


ヒロインはバレー部でさぞかし愛されるんだろうな。


きっと皆に告白されて、攻略対象を決めていく。



『(そっか。ゲームなんだ。)』


私は別に彼氏はいらない。


作ろうとも思わないし、"作りたくない"。



『……(頑張ってね、ヒロインさん。)』




数分後、菅原が戻ってきた。


『…誰?1年?』


菅原「おお、1年の嶋川!美人で優しいんだよ〜。」


やっぱりヒロインだった。



『……そっか。何話したの?』


菅原「昼休み一緒に食べないかって話!」


あ、きっとOKしたんだろうな。



『じゃあ昼休みにこうやって話すのもなくなるね。』


悲しくないし、寂しくもないけど。



菅原「え、何?断ったけど?」


『え』


菅原「嶋川は1年と食べた方がいいと思うし、俺があなたと話したい!」


『…なんで断ったの、馬鹿。』


菅原「ええっ!?」


『私なんて話しても何も無いよ。』


菅原「ん〜…あなたと話してると落ち着くんだよな。」



『ああ、そう。』


なんだろう。


ちょっとだけ、嬉しいと思ってしまった。



菅原「あ、そうそう!



1年が3対3で試合するんだけど、見に来る?」



だからなんで私を誘うんだ。