第10話

921
2019/04/26 13:36
ピコンッ

ダヒョン
……んん、?
着信音で目を覚まして携帯を見ると時間は12時。


久しぶりにみんなでご飯食べたんだった……。


ダヒョン
……テー
「今、ダヒョンの宿舎前にいる」

その言葉で今まで眠かったのに一気に目が覚める。
急いで外に出ると、メガネにマスク。いかにも変装しましたって感じの人が立っていた。


私に気づくと歩み寄ってくる。


テヒョン
……寝てた?笑
ダヒョン
あ、うん
テヒョン
髪ボサボサ笑
そう言って私の頭をわしゃわしゃしてくる。
ダヒョン
ちょっ!
今まではこんな事されても別なんとも思わなかったのに。顔が熱い。
テヒョン
ここだとあれだからさ、あそこの公園行こ?
ダヒョン
……う、ん




公園のベンチに座って少しの沈黙。
テヒョン
……昔さ、ダヒョンが中学生の頃好きになった子のこと覚えてる?
ダヒョン
………え?
テヒョン
ダヒョンはすごく好きだったじゃん笑
毎日僕に話してきたじゃん
ダヒョン
全然覚えてない……
テヒョン
あの時結構辛かったんだよ。
なんで僕とダヒョンは兄妹なんだって…
ダヒョン
…………
テヒョン
今まで黙っててごめん。謝っても許されないのは分かってる。けど、謝ることしか出来ないから……ほんとにごめん
ダヒョン
ううん……私こそ今日は酷いこと言ってごめんなさい。あんな事思ってないから
テヒョン
……ほんと?よかったぁぁぁ!!!!!
ダヒョン
うるさ笑

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