あの後…_
莉音は慎君を呼び出した。
「ん?莉音急にどうしたの?」
慎君は莉音に訪ねる。
「ごめん慎。」
「え?何で謝んの!?笑」
「…私。慎が好きだった。」
(莉音…!)
「え…あ。ほんとに??」
「嘘だと思うの??」
「ごめん。俺、凛花と…」
「うん知ってる。聞いてくれて…っ」
(莉音…っ最後まで頑張って…!)
「…」
「あ…あり…がと…。」
「傷つけてごめん。」
「何で謝んの…? ずるいよ…!」
「ご、ごめん…」
「優しくてカッコよくて、もうなんなの…。」
「…」
「好きだった。慎が」
「うん。気持ちは嬉しい。」
「慎…!」
「どうした??」
「何もない!じゃあね!」
「お、おう…!」
『莉音…!頑張ったね…!』
「美波…!ありがとう!」
『私は何もしてないよ笑』
「したよ…!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。