第13話

机の行方
26
2019/03/29 13:53
次の日…


あれ、ない!?


『莉音私の机知らない!?』


「私も今探してる!慎見つかった!?」


「中庭にもないよ」


「絶対あいつらの仕業じゃん!」


「あいつらって??」


「美波ね隣のクラスのボス倒しちゃったの笑」


『莉音、私は倒したんじゃなくて救ったの!』


「俺見てたから知ってるよ?」


『見てたんかい!笑』




「な、何よあいつら…!楽しそうに。」

「ほんとにね-」

「どーする?」


「ねぇお前ら~それ誰の机~?笑」


「り、陸翔君!隣のクラスの美波って奴の笑」


「ねぇ、返してあげたら?」


「り、陸翔君が言うなら返す…!」


「ちゃんと謝りなよ?」


「はーい!」



「おーい慎!あったよー」

「お!マジ!陸翔ナイス!」

「俺天才だから笑」

「天才…? マジで言ってんの…!?」

「じゃあ神でいいや!」

「陸翔が神とか絶対違うわ~笑」


『あ、ありがとー!』

「「うん!」」


「おい俺が見つけたんだけど笑」

「俺が陸翔に教えたあげたんだけど?」

「でも見つけたの俺だし~」

「俺がいなかったら見つかってませーん」

「慎がいなくたって助けるもーんだ」


『ふ、二人ともありがとう!』

「「…!」」


「おい慎!なに照れてんだよ笑」

「陸翔もだろ!笑」

『笑笑』



これで終わると思っていた。



「なんだ陸翔君グルじゃん」

「最低かよ~」

「いや、最低なの陸翔君じゃないでしょ」

「あの女でしょ 二人もイケメンとってさ」

「欲張りかよ~ 男好きじゃん」

「明日、相原美波男好きって黒板書く?」

「いいね!全クラスに?笑」

「賛成!」



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