中学3年生まで遡る
中学3年生と言えば受験生。
恋愛に時間を捧げる余裕なんてあるわけが無い。
そんな私に母は「将来の為」「幸せの為」とお見合いをさせようとしていた。
今年に入って何回か今迄も提案はされていたけど気が乗らずずっと断って来た。
ただ今回は断ることは許されないらしい。
お見合い当日
その時の第一印象は同い歳のはずなのに難いの良い人だなぁとぐらいにしか思っていなくって。
許婚とかそんな関係になると思って無かった。
この時はまだ好きとかそういうんじゃなかった。
だから嘘でも良い人として接していただけ。
一通り終わったらこのお見合いは無かったことにしてもらおうと思ってたから。
「無理矢理になっていなければそれで良いんですけど、、」と言い前を向く智弘殿。
別れる前、智弘殿は私を呼び止めると階段を私の居る一段下まで降りてきた。
こんな事する人初めてだ。
この人は一体何処まで優しいんだろう。
こんな小さい事だけどこの瞬間に私は恋に落ちた。
今回はここまで
ばいこあ













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!