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第2話

変わらない日々
224
2020/07/11 16:35
1月、冬
放課後、私は当たり前かのように美術室へ向かう
部員は私を入れて、三年生一人、二年生二人、一年生二人と先生一人だけ
廃部になりかけていたが何とか四人集めることが出来た
ある意味凄いよね
だがもうそんな事関係ない
私はもうすぐ卒業する
きっと来年には美術部は無くなるだろう
皆私が無理矢理入れたような物だから
残りの時間出来るだけ沢山の絵を書こう









そんな事を思いながら私は教室のドアを開けた
あなた
……誰も居ない………
あなた
まぁ…そうか
この時間本当なら部活をしているのだが
この部屋は私以外誰も居ない
そんな事は珍しくはなかった
≪無理矢理≫入れたから
当たり前か
私は絵が描けるならどうでもいい
あなた
よいしょっと…
私はいつもと変わらず絵を描き始めた
サーーーーーーーーーーーーーー………………………………
しばらくして風が吹いてきた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そこで窓が空いている事に気づく
私は窓の近くに行き遠くを眺めた
ここは三階で、一番端の教室
回りには低い建物しかないため風が良く通る
本当は寒いはずだが、夕焼けが差し込み暖かい
こんなに暖かいんだなと実感した








キーンコーンカーンコーン
下校のチャイムが鳴った
あなた
もうこんな時間なんだ…
私は窓を閉め、荷物をまとめて、美術室を出た
あなた
帰ろう。
鍵をしっかりと閉め静かな廊下を一人に歩いていた
コツコツという音が廊下に響く
また明日も絵を描こう
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作者(花蓮)
どうも~!花蓮です!
作者(花蓮)
自分流にやってるけどまぁ、同じとこもあるよ()
作者(花蓮)
乙ぎん!

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