今日から私は、夢ノ咲学院プロデュース科の生徒として学校生活を送っていく。
親友のあんずと一緒に。
元いた高校は進学校で、勉強が全ての高校だった。あんずはその現状が気に入らず、少しだけ反論していたらいつの間にか「問題児」というレッテルが貼られていた。
私もあんずとは気が合うため、2人で両親を説得し転校した。
学園内はとても広く、割に合わない人数だった。
廊下も窓も部屋も広々としていて、流石国民的アイドルを輩出している高校だ。
そう言ってあんずが指さした先のドアからは、確かに音楽…と歌声が聞こえた
そんな話を聞いてはいないようで、あんずはそのドアをそっと開けた。
〜〜〜♪♪
覗いてみると4人の男の子が歌って踊っていて、アイドル科であろう、顔もスタイルも目を引くものだった。
赤…いいや、オレンジ髪?と黒髪青眼、どこかで見たことが…あるような気がする。
紫髪のポンパドール君。そして金髪メガネ…個性があって何より、
………え!?いつのなったら自分たちのことに気づくの!?と思っていたのはあんずも同じだろう。
明星くん、と言っただろうか。彼が黒髪の…ホッケー?に飛びついて言い合いになったらしい。
そういうと、私たち…厳密には4人がほぼ同時にあんずのほうをみた。
to be connected……
〜あとがき〜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。