第4話

🌧
1,087
2020/09/27 11:15
学園長『1度図書館で調べてみましょう…』
〘トコトコトコトコ〙






学園長『やはり、ない。』
学園長『世界地図どころか、有史以来どこにも貴方の出身地の名前は見当たりません』
学園長『貴方、本当にそこから来たんですか?嘘をついてるんじゃないでしょうね?』
あなた『学園チョー辞めとけ、』
学園長『…こうなってくると貴方がなんらかのトラブルで別の惑星…』
学園長『あるいは異世界から招集された可能性が出てきましたね。』
監督生『宇宙人!?』
学園長『貴方ここへ来るときに持っていたものなどは?』
学園長『身分証明になるような、魔導車免許証とか靴の片方とか…見るからに手ぶらですけど。』
監督生『そういえば財布もスマホもない』
学園長『困りましたねぇ。』
学園長『魔法を使えない者をこの学園に置いておくわけにはいかない』
学園長『しかし保護者に連絡もつかない無一文の若者を放り出すのは教育者として非常に胸が痛みます。』
学園長『私、優しいので。』
学園長『う~ん…………』
学園長『そうだ!』
学園長『学園内に今は使われてない建物があります。』
学園長『昔、寮として使われていた建物なので掃除すれば寝泊まりぐらいはできるはずです。』
学園長『そこであれば、しばらく宿として貸し出して差し上げましょう!』
あなた『んじゃ俺もそこに泊まりたい』
学園長『手間がha((((ゴホンゴホン…よろしいでしょう!』
学園長『その間に貴方が元にいた場所に帰れる方法を探るのです。』
学園長『あ~なんて優しいのでしょう、私!教育者の鑑ですね。』
学園長『では善は急げです。寮へ向かいましょう。少し古いですが、趣のある建物ですよ。』

















【オンボロ寮】
監督生『趣がありすぎる』
学園長『そうでしょう、そうでしょう。さあ中へどうぞ。』
あなた『学園長ここら辺飛び回っていーんすか?』
学園長『ご自由に!』












【オンボロ寮-談話室】
学園長『ここであればとりあえず雨風は凌げるはずです。』
学園長『もし雨漏りしてもあなたくんに言えばこのオンボロ寮が他の寮よりも綺麗になるはずですしね!』
学園長『私は調べ物に戻りますので適当に過ごしていてください。』
学園長『学園内はウロウロしないように!では!』
学園長『あなたくんは教師の会議には必ず来てくださいね!』
あなた『は?…』
監督生『あなたくん!座るためにも、まず掃除をしましょう!』
あなた『チッ…しゃ~ね』
監督生『雨が降ってきた…』
???『ぎえー!急にひでえ雨だゾ』
監督生『!!!』
グリム『ぎゃっはっは!コウモリが水鉄砲くらったみたいな間抜けな顔してるんだゾ!』
あなた『お前か狸…俺は自室にこもる』
あなた『鍵をかけるから入るならドアをノックしろ』
監督生『はい!!』
















ぬす
ぬす
ねみ

プリ小説オーディオドラマ