第130話

126
8,590
2021/11/27 13:47



今回は久しぶりのSINとなっております!!

とある休日のお2人
















🐭side


ジン
ジン
おはよう、ゆんぎや
ユンギ
ユンギ
…ん、はよ
ジン
ジン
もう朝だよ、起きよう



朝起きると、顔面国宝級のイケメンが
ベッドサイドに黒のエプロン姿で座ってて、優しいその甘い声で名前を呼ばれて朝を迎える


こんな状況を、きっとみんなは一生味わえないんだろうな。

へへっ…だってこの人は俺だけのもんだからな



ユンギ
ユンギ
…じな、さむい、、こっち、きて
ジン
ジン
えぇ〜



この季節になると、ソウルの朝はぐっと冷え込む


顎先まで布団に埋まっている俺は、僅かな隙間からひょんの袖を引っ張る



えぇ〜なんて、めんどくさそうな声を出しておきながら、まんざらでもないような表情を浮かべるひょん


そしてもそもそとベッドに入ってくるんだ



ジン
ジン
もう起きないと、ご飯もできたよ
ユンギ
ユンギ
やだ。…いい、
ジン
ジン
いい?何がいいの?
ユンギ
ユンギ
この感じ



お互いの体がフィットする感じ

まるでパズルのピースみたいに、カチッと。それはもう気持ちいいくらいに


ひょんの体温が好き

あったかくて、ぽかぽかしてる


俺はどちらかと言うと体温が低い方だから、出来ることならいつもヒョンにくっついていたい

そんなことしたら、このひょんは俺の事めんどくさい奴って思うかな


それとも、可愛いって思ってくれんのかな、…



ジン
ジン
んふふ、まだ寝ぼけてるの?かわいい、



ふわふわと頭を撫でられる


やっぱりひょんの手は魔法の手だと思う

だって、他のやつに撫でられてもなんとも感じないのに
ひょんにされると、もっともっと…って思うんだ


なんでだろう。不思議だな



ジン
ジン
そろそろ起きよっか、ご飯食べちゃおう
ユンギ
ユンギ
…いらない。じなといる
ジン
ジン
僕はどこにもいかないよ〜
ユンギ
ユンギ
今日、仕事ないし…いいじゃん、ベッドにいても
ジン
ジン
いいけどさ、ひょんが作った朝ごはん食べてよ



とびきり美味しいよ、なんてそんなかっこいい顔で言われたら


あぁ、食べたいかもって思っちゃうじゃん



ひょんの言葉も、きっと魔法なんだよ

だって俺、ひょんが言うことは全部本当になると思うし、ひょんがそうだって言ったらそうなんだよ

ひょんができるって言ったことは必ずできるし、ひょんがこの世界の中心なんだよ



あ、ちがうか。俺の世界の中心だわ


ジン
ジン
ねえ、起きてる?笑


ふふって、ひょんが笑ってる声がする

あー、まってまって今起きるから


あんまりにもひょんと抱き合って寝るのが良さすぎて、また夢の世界に行きそうになる

ああ、だめだな…やっぱひょんといると俺ってだめな人間になっちゃうよ



ジン
ジン
寝てるでしょ。起きないとひょん拗ねちゃうよ?



ふにふにと頬をつねられる
その後に、ちゅっちゅっとキスをされる

口にして欲しい…あ、でも寝起きだからやだな


こーゆー時にふと、俺はやっぱり乙女なんだなって思う

もう付き合って何年も経ってるのに、
やっぱりひょんに見られる姿はいつだって完璧でありたいと思ってる


恋してる人間は、誰だってそう思うだろ?



ユンギ
ユンギ
じなぁ…
ジン
ジン
ん?
ユンギ
ユンギ
さらんへえ…ふ、
ジン
ジン
へっ、




そして俺はまた、夢の世界へと意識を手放した
























🐹side




ジン
ジン
なっ、なっ/////



なんなのこの子?!

最後うっすら目を開けて、なんか囁いたと思えば「さらんへ」だってぇ?!!


普段は言わないくせに、こーゆー時だけ言う…


可愛く微笑んじゃったりして…


もう、まったく、、困った猫ちゃんだこと。





ジン
ジン
…僕も愛してるよ、ゆんぎや



次こそは唇にキスをして、抱きしめて眠った。























🐹🐭




(またこんな夜おっそくに出しても見て貰えないだろうけど連続投稿しちゃう!!)


プリ小説オーディオドラマ