第14話

245
2020/09/28 09:24








温もりの消えた家。











リビングのソファーには今日初めて会った男の人。




見慣れたうぉぬの姿よりもひとまわり小さい。







だから落ち着かない。








あなた
あの…………とりあえず朝の支度させてもらいますね
うじ
うじ
はーい
うじ
うじ
コーヒー入れちゃっていいですか?
あなた
あ、いいですよ





人の家でめっちゃくつろぐじゃん。







てかなんでこの人、うちのコーヒーサーバーある場所分かるんだ?













疑問を抱きながらも支度を済ませて、彼の元へ行った。







あなた
終わりました
うじ
うじ
おお〜
うじ
うじ
あ、コーヒーどうぞ
あなた
ありがとうございます………





うぉぬが作るのよりも苦めのコーヒー。






自分の舌に合ってない味がまた涙を誘った。









あなた
はぁ〜………
うじ
うじ
とりあえず自己紹介とか先にしますね
うじ
うじ
ジフンっていいます
うぉぬの幼なじみで、今日も遊びに来ました
あなた
うぉぬの幼なじみ、ですか
うじ
うじ
そう






だから家のサーバーの場所とかも分かってくつろいでたのか。






うじ
うじ
で、あなたは?
あなた
えっと、あなたです
うぉぬとは昨日まで一緒に暮らしてたんですけど………
うじ
うじ
ストップ、それ以上話さなくて大丈夫







ジフンさんは私が泣く寸前で止めてくれた。






うじ
うじ
じゃあ……うぉぬの彼女だったのかな?
あなた
そう、ですね
うじ
うじ
じゃあ96?
あなた
はい
うじ
うじ
俺も。そしたらタメで話そ
あなた
分かった……







ジフンさん………じふなは、




グイグイ話を進めてくるように見えて実はとっても優しく話してくれていた。























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