第6話

326
2020/09/16 08:40








.
あなた
なんで……うぉぬどこにいるの!?
みんぎゅ
みんぎゅ
待ってヌナ、落ち着こう?
あなた
………うん





みんぎゅが私の肩に大きな手を乗せた。






みんぎゅ
みんぎゅ
とりあえず、ヌナはおぬよんが行きそうな近場探してみて
みんぎゅ
みんぎゅ
僕は家の中探したり、おぬよんに電話したりするから
あなた
分かった!行ってくる!






手近なサンダルを履いて外へ出た。











でもうぉぬが1人で行きそうなところなんて……分からない。




インドア派のうぉぬが外に出ることなんて、仕事か私と遊びに行く時くらいしかない。







あなた
うぉぬ………どこ?





私が遅かったから探したりしてくれてるのかな。






それともお腹痛いのが酷くなって病院に行ったとか?




でも連絡がないのはおかしいよね。











10分くらい探してまた家のそばに戻ってくると、






みんぎゅ
みんぎゅ
ヌナ!!
あなた
いた!?
みんぎゅ
みんぎゅ
ううん、違うの………






みんぎゅが家のドアから悲しそうな顔を覗かせていた。









家に入って、玄関でみんぎゅの話を聞く。






あなた
なに?なんかあったの?
みんぎゅ
みんぎゅ
1枚だけ、おぬよんの部屋に紙が置いてあったの……
みんぎゅ
みんぎゅ
これ、見て






みんぎゅの手には、





うぉぬが '気に入ってる' と言っていた猫の形をしたメモ用紙が。






あなた
なに、これ……







そのメモには乱雑な字で、一言だけ書かれていた。



















' ご め ん ね '

















NEXT→

プリ小説オーディオドラマ