よっぴ〜side
俺が1人でスマホを弄っているとともさんが急に声を上げた
惚気合う……?
その言葉がいまいち腑に落ちず、変な声を出す
それはソファーでイチャイチャしていたアイわとも同じらしく
と頭にハテナを浮かべていた
なんて言い合いをしつつ惚気大会の火蓋が切られた
俺はそうみんなに聞くと
そういう鳥ちゃんに二人もウンウンと賛成する
えっ俺からなの……?
まぁ流石に鳥ちゃんの言った通り、俺がこの話題をもちかけたのだ
俺から話さなきゃいけないだろう
しかし惚気なんてたっくさんあるんだな〜☆((
俺はそう思い、口を開いた
〜回想〜
ともside
一体何時間パソコンへ向かって居たのだろう
カタカタとキーボードを慣れた手つきで打ち込み、動画を保存してパソコンをシャットダウンする
そして背伸びをして、ヘッドフォンを外しそろそろ痛みを超えて感覚がなくなり始めている耳を救出する
そう自分の中でケジメをつけ、立ち上がって鈍りきった体を伸ばす
体は所々バキバキと音を鳴らし、少しの痛みを伴った
そうひとりでに呟いて部屋を出ようとすると
コンコン
ドアがノックされ、返事をする
するとゆっくりとドアが開き、そこに居たのは
そう、入ってきた彼女は家でよく使う木製の円盤型のお盆を手に持っており、そのお盆にはぶどうジュースとコップ2つ、そしてスナック菓子があった
ちょうど小腹が空いていたり喉が渇いていたりしていたのでありがたい
そしてなんと言っても
俺はお盆を机に置いたちゃみんに抱き着いて首元に顔を埋める
かれこれ数時間部屋に篭もりっきりで編集をしていた
さらにちゃみんは仕事が忙しく、最近はイチャイチャ出来てないのだ
そりゃあちゃみん不足にもなる
ちゃみんの腰に手を回し、首元に埋めている顔をぐりぐりと押し付けるとちゃみんは擽ったいのか少し体をひねって
なんて笑いながら言う
その声色は、ちゃみん不足だった俺からしたら破壊力は抜群で
ちゃみんを自分のベッドに押し倒した
ちゃみんの両手を片手でちゃみんの頭上に固定し、グッと顔を近づける
それだけでちゃみんはボボっと顔を赤くした
そんな初々しいちゃみんに微笑む
なんて少し掠れ気味の低い声で囁くとちゃみんの顔は熟れた林檎のように真っ赤になって
より俺の劣情を煽った
〜回想〜
そう言い終えると鳥ちゃんとアイクさんはぽかんと口を開いており、watoさんだけは顔を真っ赤にしていた
そう言うとよりwatoさんは顔を赤らめ俯いた
watoさんが照れてどうするんだ……?w
しかし2人は怖いぐらいに冷静に
そう言うと2人はキッパリと
と言い放った
〜あとがき〜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。