第104話

#103

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2022/09/17 23:59

.....めんどくさい。

あなた

.....私、もう小さい子じゃない。
アンタに逐一行動を教える筋合いは無いから

父

誰に向かって口を聞いてるんだ

あなた

うるさい。どいて、遅れるから

父

待て！





父さんの静止を振り切って、家の外に出た。

あなた

ホントに.....何なの、しつこい.....



話しかけないでよ、うるさい。

.....学校だって、今日は行くつもりだった。

最近はずっとビビットストリートで歌ってたし。

杏にも行くって言った。

杏

あっ、おはよーあなた！
よかった、今日は来てくれて

あなた

うん.....ごめん、最近学校来れなくて

杏

あなたが学校サボって歌の練習とか聞いた時はビックリしたけど.....最近はどう？

あなた

うん、意外と良いと思う。
.....早くRAD WEEKENDの時の感覚を戻せるようにしないと





今のままでも充分って言われたけど、私は全然納得してない。

もちろん、ここ数年は趣味程度でしか歌ってなかったから。

そりゃあレベルも落ちるよね.....。

杏

だけど、本当に彰人みたいにならないでよ？
あなたも無茶するんだから

あなた

うん、大丈夫。
.....ありがと、心配してくれて



それにしても、父さんにバレてたとは思わなかった。

サボってると言っても、出欠を取ってから早退、って形で学校を出てるだけ。

テストだってちゃんと出てる。

なのに.....。

あなた

.....父さんは、何を私に求めてるんだろ















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第105話 #104

千晴 # ふぉろば 120 ぱー .

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。