第13話

〜体育祭 4〜
1,142
2021/01/13 10:59
嶺亜「ねぇねぇ、お菓子でも食べない?」


琳寧「食べる〜!」


黎「さすがお菓子泥棒笑」


琳寧「違うもん!」


「ねぇ、私も食べたいよ?」


琳寧「あなたの分はもちろん取らないよ?」


大光「いや、誰のも取るなよ笑笑」


克樹「いやほんとそれな?」



私たちはお菓子パーティーを始めた



「でさー、そのあとね…」



と話をしていたら



女「嶺亜くーん!一緒に写真撮って〜!」


嶺亜「ん?いいよ?」


女「やったー!こっちこっち!」



と彼は彼女たちに腕を引っ張られながらどこかへ



「嶺亜くん、モテるねぇ〜」


大輝「女ってなんで写真撮りたがるの?」


「そりゃイベント事で自分も可愛くしてるしね?記念だよね?」


女「琳寧くん!」



と次々とみんなが呼ばれて行ってしまう



「あーあ、1人になっちゃった…」



高校生になってからこういうことが多くなった気がする



1人寂しく座っていると



黎「何そんな丸まってるの?」



と彼が最初に戻ってきた



「だってみんないなくなっちゃって…」


黎「寂しかったんだね」



と彼は私の頭を自分の肩に寄せて撫でる



「ばなさぁ〜ん!」



と彼に私は甘える



嶺亜「ちょっとばなさん!あなたを取らないでよ!」


黎「いなかった嶺亜くんが悪いんだよ〜」



それからもみんなが続々と帰ってきた



大光「ばなさん!だめだよ!あなた取らないで!」


琳寧「そうだよばなさん!」


克樹「ばなさん、意外とやるよね?」


大輝「ああ、そうだな?」



騒がしいみんなが戻ってきてちょっと嬉しかった



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