チャイムが鳴る前に校門に着いた
先生「お前らいつも通りギリギリだな」
「先生おはよー!」
先生「おはようございます、だろ!」
大光「じゃ、みんなまた後で!」
「大光ばいばーい!」
大光「ばいばーい!」
彼に手を振って教室へ向かう
嶺亜「俺もあなたと一緒に授業受けたい〜」
大輝「いやそもそも学年違うじゃん」
嶺亜「気持ちは同い年だよ?」
克樹「なんだよそれ」
嶺亜「てか克樹ずるいよ、同じクラスとか」
琳寧「そうそう、琳寧も同じクラスがいい!」
克樹「そんなこと言われても…」
「2人と同じクラスは私が大変だよ」
黎「ずっと喋りかけられそうだもんね」
大輝「バナさんそろそろ行こう」
黎「あっ、そうだね、じゃ、またね!」
「うん!また後で〜!」
嶺亜「俺も行くかぁ〜」
「嶺亜くんあとでね!」
嶺亜「うん!あとでね♡」
「克樹、いこー!」
克樹「うん、行こうか」
琳寧「じゃあね〜」
「りんちゃんばいばーい!」
私は彼と一緒に教室に入る
「みんなおはよー!」
女子生徒(以下女)「おはよー!」
男子生徒(以下男)「おはよー!」
男「克樹、今日も一緒かよ〜羨ましいなぁ〜」
克樹「いや、毎日一緒じゃん」
男「いいよな、姫野さん、可愛いもん」
克樹「あんまり言うと嶺亜に殺されるぞ?」
男「ぶっそうだなぁ」
克樹「割とガチで」
女「あなた今日も克樹くんと一緒なんだね」
「うん、毎日一緒だけどね?」
女「嶺亜先輩も?」
「うん」
女「えっ!いいなぁ!嶺亜先輩と登校!」
「そう?鬱陶しいよ?」
女「琳寧くんも一緒だよね?」
女「1年の黎くんも、大輝くんも」
女「中等部の大光くんも!」
女「羨ましいよぉ〜」
「そう?」
まあこの通り、6人みんなモテるんだよね
そんな話をしてるとチャイムが鳴った
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。