次の日
女生徒「克樹くーん、一緒に食べない?」
克樹「あー…」
私は彼の袖を引っ張る
彼は私を見て
克樹「ごめん、あなたが嫉妬してるから笑笑」
「そんなストレートに言わないでよ!///」
女生徒「え、あっ、えぇ!?」
女生徒「2人もしかして…」
克樹「うん、付き合った」
男生徒「えぇ!?おめでとう!!!」
「恥ずかしいよ…///」
克樹「ってことで2人でご飯食べてきまーす」
女生徒「いいなぁ〜」
男生徒「ラブラブだなぁ!」
「うっさい///」
克樹「はい、あなた行くよ?」
と言って彼は私に手を差し出す
「うん!」
私は彼の手を掴んで屋上へ
「はい!作ってきたよ!」
克樹「お、ありがと〜!」
克樹「大変じゃない?」
「克樹のためならって考えたら全然大変じゃなかった!」
克樹「ふふっ、ありがと」
私は彼に頭をポンポンっと撫でられる
克樹「じゃあ早速、いただきまーす」
克樹「…ん、うまっ!」
「よかった〜」
克樹「無理しない程度に、これからも作ってね?」
「もちろん!」
私たちは笑い合った
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。