彼が出るのは障害物競争
リレー式で1人1つの障害物をやっていくらしい
「克樹どこぉ?」
嶺亜「あっいた!」
琳寧「あそこってことは飴玉探し?」
黎「うわぁ〜笑」
「でもなんか似合うね笑」
大光「頑張れー!克樹ー!」
みんなで応援する
琳寧「あっ、克樹にタスキ回ったよ!」
「克樹ー!頑張れー!」
大輝「もう見つけた?」
嶺亜「はえーなあいつ笑」
大光「見て顔真っ白〜笑」
黎「ほんとじゃん笑」
彼は1番にチームにタスキを回した
結果は…
「克樹〜!さすがだね!」
と私が彼に飛びつく
克樹「ちょ、やめろよ」
大光「とか言いつつ、ちょっと嬉しそうじゃん?」
「ちゃんと応援したんだよ?」
克樹「うん、めっちゃ聞こえた」
琳寧「ねぇなんで顔拭いてきたの!?」
克樹「そりゃ拭くだろ!」
「いやぁ〜でも克樹のおかげで、うちのチーム勝ったね!」
大光「それな!」
「あっ、克樹まだ粉ついてる」
と私が彼の口元に付いていた粉を指で拭う
克樹「あ、ありがと」
「いいえ〜」
黎「あなた、そろそろ行かないと」
「あ、ほんとだ!行ってくるね!」
嶺亜「いってらっしゃーい」
琳寧「頑張ってね〜!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!