第3話

さん
2,277
2020/03/17 11:51







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キーンコーンカーンコーン、と


去年同様変わらない(当たり前)チャイムが鳴り


みんながゾロゾロと席に着く。


神山くんが前で…あ、後ろの小瀧くん。


あらら、お顔が良いこと。おほほほ。


でも私元から知り合いじゃないよね?


それじゃあ有名人か何かなのか????


ジッ、と小瀧くんの顔を見つめる。















































小瀧「…あの、どうした?(笑)」



『いや、お顔が素敵だなと』



小瀧「はあ、どうも、、、(笑)」



『それより小瀧くん』



小瀧「ん?」



『私とどこかで
フォーリンラブしたことある?』



小瀧「、、、は?」



『おっと、言い方間違えちった。
どこかで運命的な恋煩いしたことある?』



小瀧「ごめんもっと意味分からん」



『いやあさぁ、、、
小瀧くん有名人かなにか?』



小瀧「いや普通に一般人」



『じゃあなんでだ、、、?』



小瀧「なにがやねん、、、?」
































































朝にあこが言ってたことが気にかかる。


「小瀧くん知らないのは相当やばいよ」って。


だって知るわけないじゃん!!!


今初めてお喋りしたもん!!!!


櫻○翔レベルじゃないと世間様は知らないよ!!


なんて思ってると頭に強い衝撃がした。…出席簿?

















































『いった、、、』



「川瀬さん?前向いて先生の話聞こうな?」



『、、、誰ですか?』



「誰ですかぁ?!桐山先生ですぅ!!!
ここのクラスの、君の担任です!!!!」



『…あぁ!!!バレンタインに
濱ちゃん先生から育毛剤もらった人!』



桐山「誰がハゲや」


























































クラスにドッと笑いが起きる。


なんでみんな笑ってんのかよく分かんないけど


あこが大爆笑してるから良しとしよう。


神山くんの笑顔も天使だ癒し、、、


だが1番前の席でうるさい笑い声してる奴は


気にくわん、…誰だっけ、あ、そう重岡くん。


























































桐山「はぁ、、、もうええわ。
とにかく自己紹介し、川瀬さんの番やから」



『え?自己紹介?』



神山「もう俺終わったから、川瀬さんやで」



『嘘、神山くんもう終わったの?!
聞いてなかったもう一回して?』



神山「なんでやねん(笑)」



桐山「はよして!」



『はぁいっ、!!!川瀬あなたです!!!!
運動しかできません勉強出来ません!!!
うるさいだけですがみんなよろしくです!!』



















































そう言って思いっきりお辞儀をすると


勢いよく机に頭をぶつけて鈍い音がした。


クラスは時が止まったかのように静かで、


あれ?なに私時かけ少女にでもなった?!


なんて、新学期早々やからしたおもひで、、、。











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