第14話

誕生日
399
2019/03/31 10:16
★誕生日当日 (午前11時)

絶賛一人でお出かけ中です。

なんか気分が晴れないから服を大量に買っちゃった。

お財布が軽く感じてしまうんだが。
???
あれ、やっぱり一人で来てたのか。
ユナ
ユナ
何、オッパも一人?
ユンギオッパ
ユンギオッパ
お前と一緒にすんな。
俺は用事があって一人なんだよ。
ユナ
ユナ
一人なのは変わらないでしょ。
ユンギオッパ
ユンギオッパ
てか、誕生日なのに一人って寂しいな。
ユナ
ユナ
うっさい、別にいいじゃん。
ユンギオッパ
ユンギオッパ
しょうがねぇから、一緒に行ってやるよ。
貸せ、荷物。あと、手出せ。
このオッパ、私が重いと感じていたたくさんの荷物(ほとんど服)を

軽々と持ちやがった。そして手繋ぎやがった。
ユンギオッパ
ユンギオッパ
手繋ぐのも久しぶりだな。小学校ぶりか。
お前方向音痴だからすぐにどっか行ってたもんな。
ユナ
ユナ
ん、懐かしい。
ユンギオッパ
ユンギオッパ
ちょうどお昼時じゃん。
お腹空いたからなんか食べようぜ。
来たのは少し値段が高めなお店。

いつもだったら荷物すら持ってくれないのに、

こんなところに連れてってくれるなんて、何か裏があるはずだ。←
ユナ
ユナ
ねえ、オッパ。
なんか今日さ、変だよ。
ユンギオッパ
ユンギオッパ
いや、そんなことはない。
お前が誕生日だからってだけだ。
うん、やっぱりツンデレだよ。(←知ってるよ)

でもなぜか裏があるように見える。

私の目を舐めないでよね、オッパ。

そう思いながらオッパを見つめると、あることに気づいた。
ユナ
ユナ
オッパ、目にアザ出来てない?
それは本当に薄いアザだった。

近くで見ないと分からないくらい。
ユンギオッパ
ユンギオッパ
あ、いや…。
別にどうってことはない。
ユナ
ユナ
また喧嘩したの?
私が聞いたとき、ちょうどスマホから通知音がした。
ユンギオッパ
ユンギオッパ
誰かから来てるぞ。
この野郎、運が良いじゃねぇか。

カトクの相手はチョンだった。

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グク
グク
今日、午後の四時くらいに体育館来て。
ユナ
ユナ
なんで。
グク
グク
別にいいじゃん。
来てからのお楽しみ。
ユナ
ユナ
あっそ。
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なんだ急に。

カトク来て嬉しかったとか、そういうのないからな。(あります)
ユンギオッパ
ユンギオッパ
誰?
ユナ
ユナ
チョン。
ユンギオッパ
ユンギオッパ
そいつ誰だよ。
ユナ
ユナ
私の同級生。
ユンギオッパ
ユンギオッパ
彼氏か。
ユナ
ユナ
知らん。
ユンギオッパ
ユンギオッパ
食い終わったんなら帰るぞ。
ユナ
ユナ
分かった。
オッパありがとう。
ユンギオッパ
ユンギオッパ
ん。
いや……可愛いかよっ((誰だよお前

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