第20話

13話
341
2023/06/11 01:33
太宰side

過去編
織田作
織田作
太宰…頼みたいことが、ある…
太宰(黒)
…ッなんだい?
織田作
織田作
泡沫姫…あなたの下の名前を…
太宰(黒)
泡沫姫…?情報屋の…
織田作
織田作
ああ…彼奴を…守ってやってくれ…俺の部屋の引き出し、に…手紙、が…彼奴は…まだ…幼い
太宰(黒)
わかった。わかったから、もう…ッ
そうして、織田作は息絶えた
次の日、私は織田作の手紙を探した
太宰(黒)
あった…これか
手紙のおおまかな内容はこう
太宰と一緒に、光の世界へ行ってほしい…と
そのまた次の日、私は泡沫姫に会いに行った
太宰(黒)
…いるかい?泡沫姫
幼少期
はい…あれ、ポートマフィアの幹部様…いや、昨日辞めたんですっけ
…流石泡沫姫。情報が早い
幼少期
ご要件は?
太宰(黒)
…君に、手紙を渡しに来たんだ。織田作からの…
幼少期
…織田作…さん、から…
…矢張り知っているのだろう。彼女は凄腕の情報屋。知っていて当たり前だ
太宰(黒)
これ
手紙を渡す。その時、少し手が触れた。その手は、彼女の心の温度を伝えるように、冷たくなっていた。
幼少期
…あなたが、太宰さんですか
太宰(黒)
ああ。私は太宰…太宰治だ
幼少期
…あなたの名字あなたの下の名前です
太宰(黒)
本名、言ってよかったのかい?
幼少期
別に…織田作さんが信用する方なら、私も貴方を信用できます
幼少期
それに、万が一私の情報を流すようなことをするなら、即刻始末するので
太宰(黒)
…そうか…君、何歳?
幼少期
織田作さんに拾われたのが13、今は14です
14で…
太宰(黒)
…で、君はどうする
幼少期
…ごめんなさい。私は、まだ情報屋をやります
彼女は情報屋の道を選んだ
太宰(黒)
そっか…
もう二度と会うことは無いと思ってた
3年後、私はとある依頼で、情報屋を訪ねることになった
その情報屋というのが…
太宰
太宰
泡沫姫…か
そして、私はとある倉庫を訪れた

泡沫姫を探しに
そこで見たものは…
グシャッ
あなた(17)
はぁ…
人を殺している、君だった
太宰
太宰
…やあ
あなた(17)
…貴方は、たしか
太宰
太宰
久しぶりだね、あなたの下の名前ちゃん
あなた(17)
太宰さん…
太宰
太宰
…君に、依頼をしたい
あなた(17)
…分かりました
ここが…あなたの下の名前ちゃんの仕事場…
そこは、本が沢山並んでいて、パソコンが3台並んで置かれている、薄暗い洋風の部屋だった
あなた(17)
そして…依頼とは
太宰
太宰
こないだの爆発テロの件…犯人の情報がいっこうに掴めなくてね。調査を依頼したい
あなた(17)
…調査するまでもありませんね。既に情報はもってます
太宰
太宰
流石…相変わらず仕事が早いね
あなた(17)
どうも
あなた(17)
資料を取ってきますので、少々お待ち下さい
彼女が部屋を出て、部屋を眺めていると、あるものを見つけた
太宰
太宰
睡眠薬と…手紙…?
駄作者
駄作者
中途半端とか言わないで()
駄作者
駄作者
んふふ
(なまえ)
あなた
え、何急に
太宰
太宰
フォロワー様が50人を突破して浮かれてるんだよ
駄作者
駄作者
そう!フォロワー様が増えたの!嬉しい!
駄作者
駄作者
というわけでそこの君もこの波に乗って僕をフォローしても((図々しいわ

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