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第3話

1日目ー午後ー01

「まずは状況を整理してみようか?」


Q.状況把握。


まず口を開いたのは清香だった。


「あたしは、目が覚めたらここにいた。
ここに来る前は、記憶が正しければだけど
普通にベッドで寝たはずよ。 」


「俺も清香と一緒だな。
いつも通りに寝た。んで起きたらここ。」


清香の発言に拓磨が同調し、他のみんなも同じだった。


「寝て起きたら箱の中。
それはみんなに共通してるみたいだね。
じゃあ次、この世界に見覚えのあるやつは?」


この質問にはみんなが黙り込み、
お互いに顔を見合わせるだけだった。


「誰も知らない…よね。」


不安そうに陽葵がつぶやく。
無理もない、そうでなければ目を覚ました時のような
反応はしないはずだと裕翔は予想していた。
それを踏まえた上での確認…といったところだ。

しかし、1つ引っかかるモノがあった。


「なぁ、蒼葉。
目が覚めた時、1人だけ反応違ったよね?」


そう。目が覚めた時に、1人だけ混乱している
ようには見えない者がいた。蒼葉だ。
裕翔の発言で、全員が蒼葉に注目する。


「あー…あれな。
俺もここについて知ってる事は何も無い。
けど、アニメとかゲームの中の世界みたいで
初めて見たような気はしなかったんだ。
見慣れてるって言うと変だけどね」


少し面倒になったとでも思っているようで
蒼葉はうなじに手を当ててダルそうに話す

それを聞いて、侑紗が口を開く


「ゲーム…確かに、ちょっとそれっぽいね。」


蒼葉の発言で誰もが共感はしただろう。
まして、スクリーンで与えられた情報によれば
ここは仮想世界。ゲームと言われても腑に落ちる。