昂秀side
いや、付き合って初日でこれは大丈夫かなとは思うよ
でも、俺は怒ってます
嫉妬深いのはしょうがない。
でも、前の彼女にもそれで振られた、
陸さんと仲良く話してるあなた
そろそろ気づくかなと待っていた10分
あれ?もう少しかなと20分
普通に鈍感なのかなと30分
さすがに、俺も我慢出来なくなった43分
気付いたら手を引いて今この状況
ちょっと強く言いすぎたかな、?
…でも俺これは本当に怒ってるもん。
バックハグをして耳元で囁くと、すぐに顔を赤く染めるあなた。
すぐ照れる。かわいいかよ…
俺があなたの方へ顔を向けると、あなたも顔をこっちに向け、
自然と重なった唇。
再びあなたの耳に顔をやり、吐息をかけたり舐めたりしてると、
腰をくねくねしたりして逃げようとするから
さっきよりも強く抱きしめて、離さないようにする。
でも、でも、ってさっきから五月蝿いあなた。
素直に黙ってりゃいいのにね?
バックハグをしたまま、あなたのTシャツの隙間から手を忍び込ませ、
膨らみにやんわり触れると、目を瞑って我慢するような表情を浮かべる。
そのまま腰あたりを優しくさすると、焦らされてる、と勘づいたみたい。
2人の恋と、お仕置きはまだ始まったばかり____ .
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。