第7話

死神
226
2021/01/22 09:54
芹那side


「ええっと…僕…βだし…Ωかαになりたかったなぁって…思って…」


「そーゆーことか」


納得して貰えた…よね?


私が安心していると、ユサが話しかけてきた


「ね、ナリセ…その…僕と、付き合って」


え?


「ユサ…?」


ユサも腐女子…じゃなくて腐男子だったのかな


「あ、ごめ、…僕ナリセが…男として?というか友達としてじゃなくて…恋として?好き?みたいな…急にごめんね…」


えっ…


ユサは攻め固定…


じゃなくて!


えっえっ


嬉しい…


「宜しくお願いします…」


話が噛み合ってない


でも


ユサは太陽みたいな笑顔に戻って


ありがとう


って言ってくれた



モエside


セリナってどこにいるんだろ


リムくんがオメガなんちゃらの世界って言ってたし


゙あの゙世界かな


行っくぞ〜☆


閻魔大王様に言ったら


好きにしろって言われたしね


「待て」


私は誰かに腕を掴まれる


「リムくん、何で?」


腕を掴んだ人物は


リムくんだった


「何をしに行くんだ」


「何って、魂の回収だよ」


「誰の?閻魔大王様に命じられたのか?」


リムくんは誰かを庇うような


私に怒るような口調だった


「誰でもいいでしょ?言ったところでリムくん分からないでしょ」


「閻魔大王様に命じられたのか?」


いつにも増してリムくんがしつこい


セリナを殺そうと思ってることばれてるのかなぁ?


「うーん、命じられたって言うかーこの人殺していいですかーって言ったら好きにしろって言われた」


「芹那じゃないよな?」


…!?


何で


何でそんなにセリナを庇うのよ


そんなに大切なの?


「芹那を殺されたら俺は此処に居られなくなる」


そしたら私が閻魔大王様を説得してまた此処に居られる様にする


最初もそうだったから


「セリナって誰?とりあえず違う人。」


私がボケて言うとリムくんは怒ったような顔で


「芹那を殺せば俺も──」


と言った



そんな事しないでよ


リムくんにとってはセリナはそんなに大事なモノなの?


私が助けるから


私はリムくんとずっと一緒にいる


絶対に

プリ小説オーディオドラマ