あら?
…見つかってしまいましたね
ようこそ
不思議な小説の世界へ
え?誰に言ってるかって?
あなたですよ
今これを読んでいるあーなーた
あっ、怖がらなくて大丈夫ですよ
私はふつうに生きていたら特に何もしませんから
ん?
ああ、これはなにかって?
これはレポートです
そうそう
報告書です
私たちの仕事はレポートをとり、提出することなので
でもこのレポートが1日に1枚ってことが少し難しくて……
え?なんのレポートかって?
それは……人です
私たちはあなたたち人間を観察して報告書を提出しているのです
その先は言えません
私が怒られちゃうので
でもいずれ分かると思いますよ
これを読んでいけば
私のことは『D』と覚えてください
またいつか会えたらその名前で呼んでほしいな
ではまたいつか
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。